心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

子育て研究会9月期は発達障害から考える占星術の可能性と限界

週末講座おつかれさまでした!

とっても充実した学びの時間を過ごすことができました。

みなさん、熱心に向き合っていただきありがとうございます。

昨日のタロット講座では、知識や技術が身についてくると、または経験が豊かになってくると、できることとできないことが明確になってくるのだという話をしました。

知識や技術は万能ではないし、個人の能力にも限界はある。

ベテラン、プロフェッショナルになってくると、自分の技術が何に適応できるかできないかがはっきとわかるようになるし、相手の期待に応えるがために、無理してできないことをできると言う必要もない代わり、できることに対しては全力を尽くせるようになる。

9/3(金)の子育て研究会もそのようなことを共有しながら、今回は「発達障害」というテーマに向き合ってみようということになりました。

Hさんから、こんなメールをもらいました。

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小学校も幼稚園も含めて、学習障害発達障害の人がかなりたくさんいて、ホロスコープで特徴が出るのか?と何人からか質問されたことがあります。

あとは障害とジャッジされても、そのグレーの範囲のグラデーションが様々過ぎて、それこそ親の子供への認識、理解度で、関わり方も変わってくるような気もするのですが、

子供の発達障害と親の向き合い方、とても興味あるテーマです。

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ということでした。

私にはそれを診断したりケアしたりするだけの知識がないので、他のチャートを読むときと同じように、基本的にはチャートに寄り添い、そのお子さんが持っている社会と向き合った時の生きづらさと、個人天体から考える個人のwell-beingの欲求を読み解くことしかできないなーと思っていたところ、発達障害と診断されたお子さんを持つ他のメンバーの方に相談したところ、このようなメールが返ってきました。

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子育て研究会のテーマとしてとりあげることに、私自身、抵抗はまったくありません。

ニコプラネットに掲載されている中村哲氏の言葉に尽きると思います。

「私たちが己の分限を知り、

誠実であること」

相手の心象風景に寄り添って、チャートから読み取れることを丁寧に誠実に伝えていく

私たちにできることは、これしかないのではないかと思います。

チャートが示す情報は、人の分別を超えたところからやってくると私は捉えています。

だから、障害のあるなしに関わらず、その人の本質を知る手掛かりになる。

私についていえば、娘は障害があるがゆえに、もともと備わっている本人の性質が汲み取りにくかった。(現在もですが)

「障害」という雲に隠れて、その子の性格がわかりづらい。

それを知る手掛かりとなったのが占星術でした。

発達障害は、とても、範囲が広く、その定義もあいまいです。

彼らは、日々の暮らしに辛さを抱えている人、支援を必要とする人であり、適切な環境を整えていくことで、その生きずらさは改善されて、その子本来の個性を発揮できるようになっていく。

わが子の行く末を心配するのは、障害児のお母さんに限ったことではありませんが、障害を抱えた子を持つお母さんたちは、一層、切実です。

同じ人間として、人のこれからを占断することはできないし、生き方や教育方法の是非について説く立場ではないと私は考えますが、その人を知り、適切な環境を整えていくために、占星術は有用であり、ニコさんがおっしゃっているように、ウエルビーイング――人間がよりよく生きるための道具として占星術を使っていけたらと思います。

そして、いわゆる一般人、健常者と、障害者の間は、分断された違う存在ではない。

私たち人間は、見た目や行動の奇異性、そうした表層的な情報に目を奪われやすいですが、その奥にあるものにフォーカスしていくと、その生きづらさは自分自身の生きづらさにつながるものだったりもするんですよね。

研究会だからこその話ができるのではないかと思います。

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Fさん、ありがとうございます!

大事なことをたくさん書いていただきました。

研究会だからこその話、ぜひ可能性を探っていきたいですね。

ホロスコープ(10天体、12サイン、12ハウス)には男女の差異も、病気だの障害だの差異は示されてはいない。

占断する側の文化、育った環境による色眼鏡(価値観、正義、倫理観)で見れば、正常も異常に異常も正常にと、いかようにも読むことができるということです。

次回の子育て研究会では、「私たちが己の分限を知り」、お互いそれぞれにできる範囲でホロスコープを利用し、発達障害から考える占星術の可能性と限界、正常とは何か、障害とは何かといったことを考えてみたいと思います。

皆さん、どうぞよろしくお願いします。

以下、次回の子育て研究会のスケジュールになります。

◆◆ 開催概要 ◆◆

心理占星術子育て研究会 9月期

発達障害と子育て 社会の中での難しさと子どものwell-beingについて考える

日時: 9/3(金)10:00~12:00

金額: 2,200円

お申し込みはこちらのサイトから

  →→→→【研究会】コロナ禍における子育てのお悩みシェア、発達障害という個性と社会の中での難しさ┃心理占星術 子育て研究会 第7回

内容

1. コロナ禍の子育てについての近況報告

2. 実例チャート演習

発達障害と子育て 社会の中での難しさと子どものwell-beingについて考える