心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

目隠しをしたまま放置してた課題を明確に…ナラティブの現場②

2回目の開催が決まったので、今日は先月の20日行ったアドラー早期回想ワークショップの感想を紹介しつつ、昨日に引き続きナラティブの現場について考えてみようと思います。

 

その前に、もう一度、私が使っている「ナラティブ」という言葉の意味についてお話ししておこうと思います。

ナラティブとは、「物語」「語り」という意味がありますが、最近は文学や臨床心理の現場だけではなく、ビジネスの現場でもナラティブという言葉を聞くようになりましたが、私が使っている「ナラティブ」は社会構成主義に基づいたナラティヴセラピーのことを言っています。

 

このブログで最初にナラティブセラピーを紹介したのは2014年7月24日

ほんと、いつものことですが、「ハウスの書き換え」とか7年前も今とやっていることがまったく変わってないのに驚きますが…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

よって、現実的な問題解決は、ハウスによって導かれるのが一番確かであります。

では、それをどのように行っていくのか。

私がここ半年真剣に取り組んでいる「再著述する」という考え方、社会構成主義の素晴らしい考え方、ラティブセラピーを取り入れながら、ハウスを考えてみたいと思っています。

 

なぜ、ハウスの書き換えが再著述に有効なのかというと、たとえばサインは、その人の特性なので書き換える必要がないですし、アスペクトは成長のプロセスであり意識の変化につながりにくく、また天体の印象を変えることは可能ですが、時間がかかるし、抵抗もあります。

しかしハウスは、自分の資質や体験ではなく環境との関係性、社会を構成している個人の印象なので、アドバイスをするのにスムーズですし、抵抗も少ないです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今と言っていることはまったく変わりませんが、とにかくこれが心理占星術の現場のナラティブセラピーの技法の一つになります。

 

轍(わだち)にはまって抜け出せなくなっている、心のどこかで変わらなくてはと思っていても、慣れ親しんだ自分の世界を手放すことが難しい…

そういったときに、新しい物語を語る勇気を持つこと、それをうながすサポートをすること、それがナラティブセラピーの現場になります。

 

ということで、アドラー早期回想ワークショップで起こった変化について、Nさんが感想をくれたので一緒にみていきましょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

分かっていたのにどう手をつけていいか分からず。

目隠しをしたまま放置してた課題を明確に突きつけられた感じです。

向き合わせてくれた占星術NICO先生は本当に救いで私のメンターです。

 

まずは自分自身が何周もしてしまっている轍から抜けて体現として活かし、占星術を使ってココまで導ける人に早く成りたい!とまた今日も思いました。

 

ヘルピングピープルのフリをした甘えたヤツを見抜けず?

助けた事にして自己満としたい?

 

どちらにしても、結果、誰の為にも成らないじゃん!

みたいな事に対しての線引きをキッチリ怖がらずやって行きたい!と思いました。

親しくなればなるほど相手を甘やかす癖は、どっかで自分の想い(困ってる人を助けたいという)を満たしたいだけだったのかもしれません。

 

本当の意味で人の役に立つ為にもココを超えないとダメですね、

「助ける」という意味を履き違えない。

頑張ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アドラー早期回想のエピソードとホロスコープリーディングの双方を使いながら、話を進めていくわけですが、実際、この気づきに至るまでには、何度ものやり取りがあり、時に強い抵抗も感じるわけですが、突然、ふっと語りが変わってくる瞬間があります。

そこを見つけていく技術は簡単ではないのですが、それでも「ふっと語りが変わる瞬間」は見ている人たちにも明らかな変化を感じることもあり、さわやかな風が吹いたような軽やかさがあったりします。

 

そうなのです。

ナラティブの現場は、うまくいけば、さわやかな風が吹くような感じを体験することができるのです。

 

やり取りを見てくれていたMさんからは、このような感想をいただきました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

心理学と占星術が合わさる事で、よりどちらの理解も深まりやすと感じました。

それだけ、占星術は人の心理と密接であり、

それはイコール占星術の凄さを表しているとも感じました。

 

産まれた瞬間の星の配置がこれほどまでに、人に影響を及ぼすっていつも感じますが、なんだか本当に不思議ですごく興味深いです‼︎

 

記憶は過去のことだけど、

今思い出す記憶であって、

その記憶は今を象徴する記憶であるって所も凄く興味深かったです。

 

一緒のグループでお話をお聞きしたOさんのストーリーがそんな風に着地すると!!っと驚きました。

過去の記憶であるはずのストーリーが、今、そして、今までの経過してきたOさんの心象風景までも表しているなんて!!

 

他の方のストーリーも、

主観的な過去のストーリーに、ホロスコープと客観的な視点が加わると、これほどに見方を変え、ライフスタイルに気づき、開放することができるんだとワクワクしっぱなしでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Nさん、Mさん、コメントの開示を快諾してくれてありがとうございます。

 

ということで、次回は11/3(水)の開催になります。

前回参加してくれた方の2回目の早期回想ワークショップになりますが、もし枠に空きが出ましたら、参加可能になるかもしれません。

 

ナラティブの現場は、参加者すべてに新しい意識をもたらします。

この前の月イチ勉強会のハウスの書き換えやアドラー早期回想ワークショップ、火星のふり返り会などで、時々うまくいったときは、会全体、グループ全体に意識の変化をもたらすこともあります。

 

ライブでしか体験できない刺激があります。

動画参加の方も、いつか勉強会やワークショップにライブでも参加してみてください。

 

nico