この言葉は、私の尊敬する臨床心理士の遠藤裕乃さんのもの。
占星術を現場で使い始めたとき、いつも思っていた。
占星術の現場も臨床心理士と同じくらい、もしかしたらもっと孤独な仕事なはずなのに、そして「人を診る」という現場では、技術の向上や洗練はもちろんのこと、自分の現場の検証や反省―――それは決して一人ではできないので、先輩や仲間とフォローしあう、確認し合う機会―――というのは本来、必須のはずなのに…
また「象徴」という思い込みと紙一重みたいなものを扱っている現場で、「スーパービジョン」のような制度とか、フォローアップ制度がないのはよくないのではないか…
※スーパービジョン
カウンセリングにおいて、診断・面接の能力を高めるために、カウンセリングの初心者(スーパーバイジー)が担当したケースについてカウンセリングの専門家または指導者(スーパーバイザー)に意見または指導をお願いすることを言います。スーパーバイジーは自分が担当したケースをスーパーバイザーに報告し、面接過程についての意見を求め、今後の面接・指導・治療に活用します。
指導者・専門家の指導やアドバイスを受けて、自己のカウンセリングの問題点や面接過程を振り返り、よりよいカウンセリングのあり方を習得することになります。いわば、カウンセラーが自己分析を行なって、よりよいカウンセリングをクライエントに提供するための研修であると言えます。 ☞日本カウンセリング学会HPより
これまでもできる限りそのような機会をつくってきたが、「占い」という性質上、どうしても秘めたものとして問題を内に抱え込み、オープンに振り返りをする機会もなく、また「当たった」という結果を頼りに進んでいくしかないように思われているので、「当たる」技術に寄ってしまって、自分の技術を見直す機会も、改善や成長の機会も奪われて、化石化していくような技術にしがみついている人も少なくない。
だからこそ、ただ技術を習得するだけでなく、できる限りオープンな場で、みんなでスーパーバイズしたり、考える機会を設けたいと思っている。
最近、たくさんの生徒さんたちが育ってきたので、スーパービジョンをする機会が増え、私もうれしく思っています。
で、明日の勉強会ですが、内容を一部変更して、皆さんの現場の検証の機会を設けてみるのはどうでしょうか。
2名の方の実際の現場を再現し、みんなで意見を出し合ってみるというのをやっみましょう。
明日の内容です。
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これまで3回にわたって行ってきた恋愛相談の続きと、そして個人天体5天体の見直しをする予定だったのですが、参加者の方から、自分がこれから行うカウンセリングのフォローアップ、現場力を身につけるための具体的なフォローアップをしてほしいというご要望をいただきました。
●ネイタルチャートの分析
●コンサルテーションチャートとネイタルチャートのシンクロニシティ
●コンサルテーションチャートの分析
●具体的な現場のイメージの作り方
●時期的なもの
このような内容をフォローしたいと思っています。
今、学んでいる最中の皆さんにもとても勉強になるのではないかと思うので、ぜひ大いに意見を出し合い、たくさんのことを学んでいきましょう。
では、明日どうぞよろしくお願いします!
<<現場検証 生き生きとした現場の作り方&心理占星術で恋愛相談に乗るためのノウハウ>>
◆日時: 1/18(火)10:00~12:00
◆金額: 3,300円