心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

改めまして、心理占星術研究家のnicoです。自分のスタンスを再考してみたりして

改めまして、心理占星術家のnicoです。

これまでのブログから移行してきました。

11年前の2011年の8月からブログをはじめて11年。時代は思ってもみない方向へと進んできました。

「そういうのって占いでみれないの?」とか言われることもありますが、何せ46億年ほど存在している天体たちを扱うわけですから、むしろ人間世界の些末なすったもんだを読み解くよりは、実際、変化の中にある普遍的かつ根源的なものを探し求めるほうが得意だったりするわけですが、まあ、私の講座に出てくれている方は、普遍的な構造と時代の移り変わり、その交差点を読むのが心理占星術の醍醐味であることはご存じのとおりです。

 

ということで、せっかくなので心機一転、最初の記事は、改めて自分のスタンスを言葉で整理してみることにしました。

後ほど、自己紹介文、ならびに「about このブログとは」に記載しておく予定ですが、今日はブログとしてこちらに書いてみようと思います。

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ホロスコープの持つ構造のすばらしさと心理占星術の可能性を信じ、数多くの講座、研究会、ワークショップなどを行っています。天体や12サインという、変わらずそこにあるもの=普遍的なものを利用しつつ、時代とともに移りゆく象徴を再解釈していく、そのバランスが心理占星術というものの醍醐味になります。

 

パンデミック以降、「占い」がブームになっていると聞いています。多くの人たちが占星術やタロットを生業にしたいと考えているようです。もちろん、占いはもっとも古い職業の一つであり、人がいるところに悩みがあり、悩みがあるところに占い師があった/あると言えるのでしょう。 しかし、占星術の魅力は単なる占いとしてのテクニックにあるわけではないのです。

 

太陽系の天体たち、ゾディアック=黄道12宮といった秩序だった構造を利用し、個々人の中にある内的宇宙を見出し、その人自身の秩序を見出していく。人や社会にとらわれて、自分自身から疎外された「わたし」を再発見し、「わたし」を再定義しなおしていく、そういった重要な役割を持っているのです。

 

つまり、占星術を学ぶことによって、自分の在り方——wellbeingと言ってもいいし、本性を生きると言ってもいいし、スピノザ的に自己の活動能力の維持と言ってもいい——で生き始めることができるということです。

ただ、そのように占星術の構造を利用するためには、使う側にも知識や訓練が必要になります。それをどう皆さんと共有できるのか、それをnicoは日夜研究し続けていることであり、その成果=進歩や失敗=後退といった研究のプロセスのようなもの、また私自身をチャレンジ、志を同じくしている研究生や受講生のチャレンジをこのブログでお伝えできればと思っています。

 

最近は「心理占星術は人を幸せにするか」という問いかけを自分自身にし続けていきます。

先にも書きましたが、占星術は学ぶものではなく実践するものです。

自分が自分らしい人生を獲得するために闘う、そのための道具であるべきなのです。

だから、占星術の学びは決して頭でっかちな知識の産物ではなく、実践して、その成果を人生へと反映させるものです。

 

このようにあーだこーだと試行錯誤する時間、頭の中でアイデアをこねくり回している時間のほうが長いので、ブログは不定期になりますが、多くの方に読んでいただき、そして、一人でも多くの方に心理占星術のチャレンジに参加してもらえたらこの上ない喜びです。

 

これからもどうぞよろしくお願いします。

 

nico