心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

火星逆行を利用するために①「わたし自身さえ知らない冒険」へと繰り出してみる そのためには受動的であることが必要

10/30から火星が逆行しました。

韓国では痛ましい事故が起こり、北朝鮮はアホみたいにミサイルを放ち、日本では岸田政権の人事の甘さに開いた口がふさがらないという、いかにも火星逆行っぽい出来事が連日ニュースとなっていますが、心理占星術的には、火星とは不運な出来事を象徴する天体だけではなく、恐怖や不安を感じるような出来事を前に「生きる」ことの切実さを教える天体、平和ボケしたわたしたちに「明日は我が身だぞ」という教訓を与える天体、それが占星術における火星の存在意義だと考えます。

 

今日という日を懸命に生きる

天体の役割とは、そのようなシンプルなものだったりするのです。

 

もちろん、それ以外の提案もいくつかあります。

先日、nicoPLANET蠍座期号の蠍座の言葉ミヒャエル・エンデの言葉を紹介しました。

 

本当の冒険は、そんな力が自分のなかにあるとはそれまでまるで知らなかった、そのような力を投入しなければならない状況へと人を運んでゆくものです。そうして、そんなふうにして自分を知ることになる。わたしのなかにあることも、わたしがそれをできることも、それまでまったく知らなかったことです。考えるだけでは、それはわからないことなのです。

 

このエンデの言葉を元に、こんな見解を書いてみました。

 

「未知の冒険」というときは2つの意味を考えることができる。一つは、知らない土地、知らない体験、知らない人々を見出すという外界に向けた火エレメント的冒険(牡羊座)。もう一つは、心や意識といった内なる世界の中で自分を見出すという水エレメント的冒険(蠍座)。私たちは、人生において、この二つの冒険をして、外界と内界を知ることになるのだ。

 

火星は牡羊座(陽サイン)と蠍座(陰サイン)の支配星になっているわけですが、火星が逆行するということは、陰サイン的に働くと考えることができる。つまり、蠍座的火星の力をしっかり身につけ、その力を存分に発揮することが必要となるということです。

 

そこで、蠍座的な力というものを考えてみたとき、ひとつはこのエンデの言葉通り、「わたし自身さえ知らない冒険」へと繰り出し、思いもよらなかった(けれど、自分の無意識は知っていたかもしれない)自分を発見するということは、ひとつのアイデアとして提唱してみたい。

 

そのためには、ある程度、受動的である必要があるかもしれないし、自分にとっての都合のよさ、予定調和を崩す必要も出てくるかもしれない。

けれど、その「わたし自身さえ知らない冒険」の先に、自分の見たかった/見る必要のあった世界が用意されているかもしれないのです。

 

なんだかワクワクしますね。

今は太陽蠍座の期間でもありますから、4+4=8(8番目のサイン蠍座)、「世界はわたしの合わせ鏡である」と考えれば、「よくわからないけれど、きっと意味があること」という発想は大いにありですね8ということは、火星的な勇気はかなり必須ということになりますが)。

 

わたしの空いたスペース(4)を埋める体験というのは、どのようなものなのだろう。

火星逆行の期間(10/30ー2023.1/12)にどのようなものがわたしの前に現れてくるのだろう。

 

楽しい体験ばかりではないかもしれませんが、自分の大事なものを知るヒントはつかめるかもしれません。

 

逆行が終わるころ、ぜひ皆さんとどんな発見があったのか話ができるといいですね。

 

見逃した方、ぜひ動画を参考に、火星逆行の過ごし方の作戦を練ってみてね。

 

 

 

 

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火星ワークショップ 双子座 逆行編
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逆行をネガティブなものととらえずチャンスと捉えるためには、どのような意識で向き合えばいいのでしょうか。
 
今回のワークショップでは
 
・逆行の時期だからこそ気がつけること
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・進むべき方向が見えないときにやってほしいこと
 
など、いつも以上にボリューム満点でお伝えしています!
 

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nicoplanet.thebase.in