昨日の続き。
月の話を書きましたが、説明不足だったので少し説明をします。
古典におけるホラリー占星術の代表的な技法のひとつに「月にストーリーテリングさせる」というのがあります。
月の運行を読むことによって、あるイベントが発生してから終結するまでの物語を読み解くことができるというもので、月がこれまで形成したアスペクトから過去の物語が、月がこれからアスペクトを形成するものは未来の物語を教えてくれるという、とても「占い」っぽいテクニックなのですが、これが心理占星術と相性が合わなくて、これまで積極的に使うことを避けていたのです。
が、2022年に心理占星術的に月の役割というのを全面的に見直してみたとき、これを心理ホラリー&コンサルテーションチャートのリーディングにも使えるかもしれないと、ひそかに検証を重ね、いいイメージができたので、2/5(日)スタートの講座、勉強会、研究会でも積極的に取り入れてみましょう(心理タロットのリーディングでもこ、この読み方を応用する予定です)。
それが昨日のブログで書いた、
月の運行を未来予測としてとらえるのではなく、今の自分の心の延長に未来がつくられるものだと考える
ということになるのです。
心象風景としてチャートを考えた場合、月の運行は「本人がすでに想定している未来」ということですから、本人の心持ちが変われば、いくらでも未来を変えることができるというわけです。
では、それをどう提案できるのか。
そこを皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
で、ようやく本題。
心理ホラリー&コンサルテーションチャート講座ってどんな講座?
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ホラリーチャートとは、質問が発生したときの天体配置をチャートにしたもの、コンサルテーションチャートとは、相談がスタートしたときの天体配置をチャートにしたもの。
いずれのチャートも、ASC のサイン、そしてASC のルーラーの状態を丁寧に読み、「今、何がテーマになっているのか」「質問者は、今、何を求め、何を不安に思い、何を解決していく必要があるのか」といったことを理解していくことになります。
ホラリーチャート、またはコンサルテーションチャートに示されている世界は、個人の心の反映、個人の心象風景です。個人の恐れや不安、欲求、願望や期待、そういったものがチャートとして示されていると考えます。
本講座の目標は、質問者の「今」を客観的に認識すること、そして、質問者の心のテーマに沿った道筋をつくっていくことです。
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これが大まかな内容ですが、ホラリー&コンサルテーションチャートを通して、もっとも大事にしているのは、個人の特徴的な構造を考えるということです。
最終的には、
●コンサルテーションチャート
●ネイタルチャート
●ソーラーアークチャート
この4枚のチャートを使っ繰り返されている構造=パターンを把握し、そこから個人が心から欲するものを理解していきます。
なぜチャートはそれほどまでに繰り返し訴えてくるのか。
変わりたいのか、成長したいのか、現状維持なのか、
チャートの持ち主が本当に求めているものは何なのだろう。
まだ言語化できていない、けれど確実にそこに根差している大切な思い。
チャートに示された欲望を理解し、個人の欲求を昇華していくことを目指す、これがこの講座を通して学んでいきたいことになります。
私自身、この技法にかなり依存していますし、コンサルテーションチャートという技法に対する信頼はもちろん、使いこなせるようになってから、自分に対する信頼、またクライアントに対する信頼も持てるようになった気がします。
なぜなら、チャートの中に「よりよく生きようとする力」を見出すことができるから。
それゆえ、素晴らしい技法なのだということです。
こんな書き方でわかるかな。
言葉で説明するのは難しいですが、読めるようになると、もう手放せなくなる技法です。
ぜひ、皆さんも心理ホラリー&コンサルテーションチャート講座を通して、力強い武器を手にしてください。
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