今週末は、子供の成長を考える時間、お子さんのチャートを読む機会がたくさんありました。
金曜日の子育て研究会では、成長のストレスと火星、土星の話をしました。
それぞれのお子さんの土星のトランジットの様子は、かなり勉強になりましたね。
自分の思い通りにならない現実を前に、どのように「危機の自分」と闘っていくのか。その現実に対する不安や不全感の中で、どのようにSOSを発信していくのか、どのような対処法やシステムをつくり出していくのか、そのような話をしましたね。
下の子が生まれた、幼稚園に行き始めた、小学校に上がった、苦手な体験を前にたじろいだ、身近な人間関係によるストレスを抱えた、進路の問題も出てきた…
次から次にやってくる「新たな危機」に対し、子供は闘い続けなければならない。感情をそのままぶつけてくるのか、体の不調として出るのか、それとも外に表現しないことでSOSを表現するのか、それはうまくいっているのか、いってないのか。
土星のサイクルは子供の成長にとってなくてはならないもの。それに対する火星的な防衛の表現も必須のものです。けれど、それが周囲の大人たちには、ただのわがままのように見えたり、扱いにくいパーソナリティに見えることもあります。
子どもは何を乗り越えようとしているのか。
どのような成功体験をつかんだか。
火星、土星のうまく乗り切れた、または何度もトライしたという体験こそが、大人になってからのサバイバルの力につながってくるということですね。
では、自分はどうだったのだろう…
みなさんも、ぜひ自分の土星、火星体験を振り返ってみてください。
土星、火星の話を踏まえて、今回のチャート読みでも思春期の息子さんお火星の獲得体験について考えてみました。
今回のチャート読みで考えてみたかったのは、ここにいないお子さんのチャートをどう扱うかということです。
情報を与えすぎてしまうと、お母さんの考える余地を奪ってしまう。
お子さんは〇〇な子ですね。
というパーソナリティを提示してしまうと、固定されたイメージに子供の可能性を限定してしまう。
実際、パーソナリティというのは関係性や環境に大きく由来します。またそのお子さんの成長のタイミングもかかわるかもしれません。
風エレメントがあるから、陰サインが強いからコミュニケーションが得意、不得意ではなく、コミュニケーションが苦手だと思っているだけで、
今回、私が印象に残ったのは、nicoさんの『太陽月は、親のためにサービスで出来るけど、火星は自分のためにしか働かない』という言葉。
や〜っぱり火星は大事。でも私たちの日常には、火星を生かし育てる土壌というか、文化がないということも気になりました。