5/16(火)は月イチ勉強会。
前回の「心理占星術とは何かを考える」をテーマにした会は、たくさんの人に勉強になった!という声をいただきました。
私もあれからいろいろ整理ができたようで、次の勉強会ではこれも伝えたい、これも伝えたいというのがあふれ出してきたりして、じっくり考えるいい時間になりました。
Fさんの感想をご紹介。
先日は勉強会ありがとうございました。これから心理占星術を学んでいくうえで、大切な指針となる勉強会でした。・そもそも占星術とは?・問題の外在化・象徴を固定化しない・依存関係をつくらない・ナラティブなストーリーをクライアントに語ってもらうなど、これまでも幾度となく、nico先生から教えてくださっていますが、それぞれ丁寧に取り上げてくださったことで、「なぜそうするのか?」意図と目的、その理由がはっきりとわかったことで、迷いなく、学び実践していく道筋が見えたような気がします。
おー!丁寧に整理してくれてありがとうございます!
16日の勉強会でも、その辺の考えをさらに深めていくとともに、心理占星術という考え方をもとに、より現場に合わせた技術、アプローチの仕方を学んでいこうと思っています。
今回はスクールカウンセラーのNさんとともに、ちょっとユニークな趣向というか、チャートに頼れない現場でどのように心理占星術を利用していくかというのをやってみましょうか。
学校、医療、その他公的な現場では、大っぴらにネイタルチャートやコンサルテーションチャートを作成したり使用したりするのはかなり難しいと思います。
しかし、チャートを読まなければ鑑定ができないというわけでもないのです。
実際、心理占星術の知識と占星術の構造そのものの考え方を利用すれば、ある程度のコンサルテーション、セラピー、カウンセリングは可能です(ときどき、そのやり方を見てもらうこともありますね)。
むしろチャートに頼りすぎるから、固定した読み方しかできなくなるわけですから、チャートから離れてみるという練習は一度やってみるいいかもしれません。
今回の勉強会では、ホロスコープの情報に頼らず、ホロスコープなしに、占星術の構造を使って個人のwell-beingを考えてみるとともに、Nさんの教育現場で目に、耳にしている子供たち、親たち、先生たちの悩みに心理占星術がどう向き合えるのかを考えてみたいと思います。
Nさんからのメッセージです。
こどもには実際会えない、またホロスコープチャートが使えない
学校などの公的な現場で、
コンサルタントがこどもの周辺支援者(先生)や環境を作る方(保護者)からその子への対応の困り感や接し方を相談された場合の 、コンサルテーションの難しさを考えてみたい。
限られた周辺からの間接情報から、先生や保護者さんたちコンサルティ(子にとっての「環境」)にどうコンサルタントが働きかけ、 こども本人をどう「間接的に」ウェルビーイングに導くのか。
また、心理占星術を使ってどこまでできるのか。どこからはできないのかを考えてみたい。
今回、考えていくのはこのようなケースです。
◆ 不登校で完全に自室に引きこもりのケース
子が不登校になって部屋から出てこない。家族も何をしているかも
家族や先生が会いにいっても、基本は出てこず顔が一瞬見える程度
◆集団の中で自己主張が激しく周りから浮いてしまっているケース
周辺の困り感としては、今後、周りの年齢が上がってくると関係
自己肯定感のベースが低い。他の子に対して自慢したり弱い立場の
◆ 過活動気味。感情表出が大きく、本人が無理し
友人関係がうまく築けず学校では保健室などに飛び込んで定期的
◆ 子が母支配的で衝動的に「キレ」やすく困っているケース
人前では多弁で、自分をよく見せようとしすぎてストレスが溜まっ
対人不安がもともとあり、不登校に。最近では一切外出しなくなってしまい、ずっとゲームをしている。家族だけでは限界。
こういったケースに答えられるのか、答えられないのか、答える必要はないのか。
今回の月イチ勉強会でも、自分たちのできる範囲を考えながら、少しでも子供たち、大人たちの未来につながるサポートができるよう考えていきましょう。
Nさん、皆さん、どうぞよろしくお願いします!