心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

火星は蟹座へ 心を右へ左へスウィングさせて、一番いいところに落ち着かせる 今の「わたし」の一番いいところはどこだ?

今日は先週開催した月イチ勉強会、そして火星ワークショップ・蟹座期について。
「自分の今を振り返るのにいい時間になった」「自分のための講義のようだった」という感想を多数いただきましたが、私もたくさんのことを考える時間になりました。
 
Bさんから感想をいただきました。
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昨日ニコ先生の月イチ勉強会と火星蟹座期のワークショップに参加しました。
冥王星蠍座と蟹座の水のテーマの話を聞き、そこから抜け出すためには動くことが必要だと思いました。
何かこうしたいとかこうなりたいという自分の夢や希望に向かって挑戦するくらいなら、それは諦めて我慢して現状のままで良いと思わせて来たけれど、人生をやりきったと言うには、それでは何も変わっていないし自分に嘘をつくことになると思いました。
このモヤモヤした気持ちを吹き飛ばすには火星の力が必要だと思うけど、動きたくない私がいます。
結局、変わることが怖いのか、ぬるま湯のような濁った水の中にいる方が楽という考え方から脱皮していくことが必要だと頭では理解できるけど、行動を変えないと何も変わらないと思いました。
今まではそこでできない私に意識が向かい気持ちが落ち込み自己肯定感が著しく低くなってネガティブな世界に入ることを選んでいましたが、今はそこまで気持ちが弱くなっていない気がします。
これから始まる第二ステージでどう変わっていけるか、諦めずにやり続けたいと思います。
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蟹座期にふさわしい自己内省。誰もが感じている実感を言葉にしていただきました。Bさん、ありがとうございます。
 
月イチ勉強会も、そして火星ワークショップもメインのテーマは「脱皮」「殻を破る」でした。
月イチ勉強会は、徹底的に冥王星を考え、火星ワークショップでは水エレメントの三位一体(蟹座、蠍座魚座)の仕組みについて考える時間になりましたが、私自身、話をしながら水エレメントの複雑さについて考えを深めることができました。
 
なぜ殻を破る必要があるのか。心理占星術的な「脱皮」とは何を示しているのか。今回お話しした「脱皮」は以下のイメージです。
●「思った通りだった」「私の言った通りになった」というお好みのストーリを手放すこと
●コントロールできる状況、人、行動、思考を手放す
●(かつて)自分をもっとも自分らしくさせていたものを諦める
●暗い物語、明るい物語、両方の物語を行ったり来たり出来るようにする
 
「脱皮」また「殻を破る」ことの目的は、今期の火星サイクルの目標である「自分の心をもう一度取り戻す」ことです。そのために蟹座期では、今の自分に適切なサイズに脱皮していくことが必要ということになります。
 
また心を右へ左へスウィングさせる理由は「暗い物語、明るい物語、両方の物語を行ったり来たり」し、柔らかくしなる心を手に入れるためにあります。
 
火星が蟹座に入り、時を同じくして冥王星が最後の山羊座期を運行します。蟹座と山羊座はちょうど180度の関係です。
ここで改めて、各々の暗部と向き合うこと。その暗部とともに玉虫色の光を放ち、または複雑で豊かな歌を響かせるようになるはずです。
 
今回の蟹座期は、本当に大事な時期になりそうです。それには、第1ステージを振り返り、やれたこと、やれなかったことを振り返っておくとよさそうです。
 

ブロックカレンダーを見てみても、双子座期より日にちがぎゅっと詰まっているのがわかります。

火星は、これから来年の8月まで、およそ11カ月をかけて第2ステージを進んでいきます。このステージは、蟹座・月、獅子座・太陽を通り抜ける道のりであり、過去~未来へと続く、「わたし」をつくる期間になります。

 

わたしはどこから来て、どこへ向かうのか。


その答えを知るために、蟹座期のテキストと共に、もう一度、火星サイクル手帳(P.16~19)を読み直してみてください。いろいろなヒントが見つかるかもしれません。

 

皆さんのよき蟹座期を応援しています!

 

nico