明日から時期読み研究会がスタートします。
こちらは時期読み講座を受講した後のクラスになりますが、ここからどんな研究ができるのだろうかとかなり楽しみです。
恐らく「トランジットを読む」というのは、占星術のもっとも難しい技術の一つではありますが、多くのクライアントさんが「おっしゃっていた時期がまさにその通りになったので、またお願いしたいと思いました」というのを耳にするにつけ、現場における必須の技術であることは間違いなさそうです。
今日は、レクティフィケーションのためのセッションを90分ほどかけてやっていましたが、レクティフィケーションこそ、時期読みクラスの次なる目標に掲げてもいいかもしれません。
※レクティフィケーション:出生時間が不明のチャートを使い、正しい時間を割り出す技法
レクティフィケーションの学習の何が大事かと言うと、占星術を学んでいる人は、ついチャートに自分の都合のいい表示を見つけに行く、探しに行く癖ができてしまうのですが、レクティフィケーションにおいては、「正解だと思われている出生図」を利用することはできないないので、人生の中で起こるいくつものイベントに対し、その人物にとって説得力のあるタイミングを、ゼロからクリエイティブに割り出していく作業を積極的に行っていくことになります。
ではこの説得力とは何なのでしょう。
それは、ホロスコープの持ち主の構造を理解し、構造に沿った物語を紡げるチャートを考えるということだと思うのです。
これがなかなか難しく、そしてとても面白い。
既存の価値観や思い込みを手放さないと、とてもゼロからチャートを組み立て直すなんてとてもできないですから、この学習はまさに頭の体操になると思います。
近々、レクティフィケーションの講座を開催する予定ですが、明日の研究会では、参加者の3重円を使って、適切な言葉で「今ここ」を表現する練習をまずやってみましょう。
なぜ、今この表示である必要があるのか。
この今の状況を本当にチャートは語ってくれているのか。
語ってくれているとしたら、どのように表現したらいいか。
語ってくれていないと感じたとしたら、それはなぜか。
一人一人のチャートを読みながら、上記のことを丁寧に考えて読んでみたいですね。
そして、その上で、そこから時期を使ってオルタナティブ(代替)な新しい物語を再生してみたい。
月であれ、水星であれ、木星であれ、すべてのトランジット天体は、その象徴の意味や使い方を刷新し、「今ここ」「今、このわたし」「今、この時代」に合ったように書き換えさせられるとものだということ。新しい意識を刺激してくるものということになります。
今、どんなテーマに書き換えが必要なのか。
それを考えていくのがトランジットのもっとも楽しく、大事な点なのです。
明日はイスラエルのネタニヤフ首相、また小泉進次郎らの3重円を見る予定にもなっています。どこまで見れるかな。
自民党総裁選は、各々の政策を考えるだけでなく、誰の後ろ盾があるのかといった関係性も重要になるので、なんだか面倒ですが、でも旬のテーマにも触れておきたいですね。先に立憲民主党の代表選もありますし、そう言えば、今日は公明党の代表交代もニュースになっていましたね。これはまさに乙女座期のイングレスチャートの特徴が色濃く出ていますね。
明日は、そんな話もできたらいいですね。