心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

10/9(木)スタート! 心理占星術基礎講座 「わかっているのは、わからないということだけ」だから、わたしたちは学びの旅に出かけ、「わかる」を探しに行く

 

もう10月だって? わたしの9月はどこへ行った!

というくらい、あっという間に季節が変わり、世界の様子も変わっていた。わたしの知っているアメリカはどこへ行った?

 

ちゃんと目を開けて生きているつもりなのに、知らない事、見えないもの、そしてわからないことが次から次へと増えていく。だから、学ぶことも生きることも飽きずに続けていけるのだと。

これは双子座ー射手座の話をするときによく出てくる話。

双子座=水星=3ハウス――射手座=木星=9ハウスが「自分はどう生きるか」を指し示すMC軸に隣接している理由とは、飽きることなく「何を」学び続けるのか、「何を」知り続けたいのか、その方向によって、MC=自分の生き方や働き方が決まるのだ、ということを教えてくれるからだ。

では、あなたにとっての双子座=水星=3ハウス、射手座=木星=9ハウスとは何なのか。

それを知るために、ぜひ一緒に10/9(木)からスタートする心理占星術・基礎講座に参加してもらいたい。

※ちなみに10/18(土)スタートのクラスもあります

 

今日の表題「わかっているのは、わからないということだけ」これは、わたしが9月中に夢中になって読み直した(2度も!)沢木耕太郎の『深夜特急』の6巻に出てくる言葉。

深夜特急』の話はあらゆる講座で話しまくっていて、生徒さんには「またか!」と思われそうで恥ずかしい限りなのだけど、あまりに素敵な読書体験だったし、また今の自分にとっても必要な言葉であり、多くの人に立ち止まって考えてもらいたい言葉だと思うので、少し長いけれど引用してみたい。

 

「ほんとうにわかっているのは、わからないということだけかもしれないな」

「でも、さっきからいろいろな話をうかがっているうちに、タイという国が少しずつわかってきたような気がしましたけどね」

私が言うと、彼は苦笑して言った。

「いや、ああいったことくらいでひとつの国をわかったように思うのは危険だよ」

それはそうだろうが、と私が反論しかけると、御主人はそれを制して続けた。

「状況はどんどん変化していくし、データなんかは一年で古びてしまう。それに経験ってやつは常に一面的だしね」

確かに、それはそうだ。

「知らなければ知らないでいいんだよね。自分が知らないということを知っているから、必要なら一から調べようとするだろう。でも、中途半端に知っていると、それにとらわれてとんでもない結論を引き出しかねないんだな」

「どんなにその国に永くいても、自分にはよくわからないと思っている人の方が、結局は誤らない」

なるほど、と思った。

 

 

わたしが基礎講座を何度も何度も何度も繰り返し開催している一番の理由は、自分にこう問いかけ続けるためだ。勉強会や研究会もそう。

 

お前は、本当に象徴のことがわかっているのか

 

だから、いつも講座が始まる前は、このようなことを皆さんにお伝えしている。

 

一緒に、「知らない」「わからない」を前提に、今、必要な言葉や意味を見つける旅に出かけましょう

 

と。そのように謙虚にならないと、象徴の奥深い意味までたどり着くことは難しい。そう、わたしは思っている。

「こういうことを書くから、みんなビビって学ばなくなるんですよー」と言われるけれど、その逆だ。

占星術の象徴を「知らない」「わからない」人に来てほしい。

または、いまだ「わかった気がしない」人に来てほしい。

 

それを前提にして学んでもらえたら、本当に実りある、素晴らしい学びの体験になると思う。そのくらい占星術の象徴は、そして占星術の体系(構造、仕組み)は、好奇心をくすぐるものであふれているし、自分、人、社会を理解するための知恵にあふれている。

 

生きのびるための道具として学んでほしいのはもちろん、「わかっているのは、わからないということだけ」であるからこそ、学び続ける面白さを心から体験できる時間になっている。

ぜひ一度、学びの旅路を一緒に歩みましょう。

 

また読もう。近いうちに。

 

 

心理占星術の学びを通して
自分の中の「直観」と「確信」を育てよう!


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今、天空上では土星海王星が12サインの終わりと始まりを示す魚座牡羊座を行ったり来たりしています。

終わりと始まりを行ったり来たり

つまり、何かを終わらせ、何かを始める時だといえるのです。

その何かとは、いい娘、いい母、いい会社員など「これが自分の役割だ」と信じていたものかもしれない。こうあるべき、こうするべきと思い込んでいたものを終わらせるときかもしれません。

でも、ここから新たにはじめる時、「これが自分だ!」と思える直観、または確信を得るためにはどうしたらいいのでしょうか。

そんなときこそ占星術の出番です。

変わりゆく困難な時代に、しなやかに対応していくための知識であり、わたし/わたしたちを支えてくれる技術は、今を生きのびるための知恵となるもの。

それこそが、45億年、変わらずに秩序を保ち続け運行している太陽系と、そしてゾディアック=黄道12宮(12サイン)の仕組みなのです。

 

この素晴らしい仕組みを理解し、一緒にこの時代を乗り越えていきましょう。

考え続けること、学び続けることで、必ず、自分なりの直観と確信に出会うことができるようになるはずです。皆さんのご参加をお待ちしています。