心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

結局、金星と火星のバランスを取ることがwell-beingの近道であり、自他を傷つけることなく生きる努力である

 

と、その前に、少しだけ自民党総裁選の話。

総裁選が終わった瞬間は、これで「誰か勝つか予想」「誰が誰につくか予想」的なニュースを聞かずにすむという安堵感、そしてやっと政治をやってもらえるという安堵感を覚えた。

が、一夜明けてみると時代が逆行していて驚いた。

麻生副総裁って…平成かよ。

 

高市早苗氏の当選は、まずは世界的な自国ファーストの流れを受けてということになるだろうか。

また、マーケットが示すように高市総裁の経済政策には多くの人が期待しているところだ。だがわたしの目には、彼女の制作は、結局のところ金持ち優遇政策というか、「日本を強くする(国力重視)」であり「庶民の生活安定」ではないという構造になっているように見えている。しかし、この辺はわたしが理解できてないサナエノミクスがあるのかもしれない。そこは様子をうかがいたい。

またはガラスの天井&過去最多の女性起用といった話題も、わたしにはまったくピンとこない。ジェンダーバランスがあまりに遅れている日本でここまで上り詰めた彼女の努力は素晴らしいとは思う。が、女性がトップになったからといって、また女性議員が多数採用されたからといって、女性が生きやすい社会になる保証はない。

今の時点で高市氏が男女平等やジェンダー平等に力を入れるとは全く思えないし、彼女を支持している「保守」と呼ぶのか「右」と呼ぶのかはわからないが、そちら側の、特に男性の望む未来と、われわれ女性の幸せがイコールではないことは、トランプ政権が証明している。85歳の重鎮が彼女のバックについているのだとしたら尚のことだ。

 

全国選挙で勝ったわけではないのだから、今後できればどこかで解散総選挙を決断し、改めて国民の審判を仰いでほしいところだが、まずは物価高、そして安保も含めた外交政策に尽力してもらいたい。

次回の月イチ勉強会で高市さんのチャート読んでみようか。

 

ということで、ジャニーズ帝国の面々の話から見えてきた象徴の話。

 

ジャニーズに関する知識がまったくなかったので、生き方働き方研究会、そして時期読み研究会で取り上げる前に、事前に図書館で借りて3冊の本を読んだ。

 

今回、ジャニーズ帝国の面々として、ジャニーさん、メリーさん、ジュリーさん、滝沢くん、そして郷ひろみを取り上げた。2つの研究会を通して、マイナーアスペクトを含んだネイタルチャート読み、また三重円読みになんと8時間もかけたことになる。

 

なぜ、いきなり、郷ひろみなのか。

ジャニーズ帝国からの素晴らしきサバイバーであり、ジャニーズ帝国だけではなく、あらゆる組織、関係性を生き抜くコツが彼のチャートに示されていたからだ。

 

それを知るためには、先日の月イチ勉強会で話した「弱すぎる金星&強すぎる火星」の話がベースになっているので、そちらをまずは参考にしてもらいたい。

 

 

火星とは「わたしには何もない。だから世界の「あれ」「これ」を獲得しなければ」というエネルギーを持つ天体。

金星とは「わたしにはこれがある。だからわたしはこれで十分満たされている」というエネルギーを持つ天体。

地球を挟むようにして存在しているこの2つの地球型天体が絶妙なバランスで存在することによって、わたしたちは欲しがりすぎることもなく、満たされ過ぎることもなく平和に生きることができている。

 

しかし、このバランスが崩れるとどうなるか。

いつまでたっても欲望が満たされることなく、YOU、YOU、YOU、YOUと人の存在を利用して、自分の満足を求め続けることになる。

結果、飽くことのない情熱は続くのかもしれない。が、それは誰かの犠牲のもとで成立する可能性もあるわけだ。

 

國分功一朗の著書『暇と退屈の倫理学』の最初のページに引用されていたスピノザの言葉

 

だからもろもろの物を利用してそれをできる限り楽しむことは賢者にふさわしい。たしかに、味のよい食物および飲料をほどよくとることによって、さらにまた、芳香、縁なす植物の快い美、装飾、音楽、運動競技、演劇、そのほか他人を害することなしに各人の利用しうるこの種の事柄によって、自らを爽快にし元気づけることは賢者にふさわしいのである。

 

 

このスピノザの言葉で大事なのは、「できる限り楽しむこと」「他人を害することなしに」だ。

この感覚こそが補完関係である金星=等身大としてのブレーキ作用であるのだ。

 

結局、金星と火星のバランスを取ることがwell-beingの近道であり、自他を傷つけることなく生きる努力なのだ。

 

ジャニーさんの「弱すぎる金星と強すぎる火星」はメリーさんのチャートにも、またジャニーさんの秘蔵っ子だったというタッキーのチャートにも顕著に表れていた。しかもトラインというかたちで。いや、トラインというアスペクトだからこそ、安定維持に働いたと考えられる。チャートが読める方は、ぜひご自分で見てみてほしい。

 

研究会の内容は以下の通り。

 

冥王星的な帝国、ジャニーズ事務所

ジャニー喜多川のチャート分析
蠍座の力 ― 不安を見抜き、人を動かす心理的支配
原石を見抜く審美眼 ― スカウトと育成の冥王星的才能
光と影の共存 ― 欲望と支配の裏表、ファン心理との共鳴

メリー喜多川の分析
山羊座の力 ― ビジネスの構築力と経営の才覚
金星冥王星トライン ― 秘密の共有と共犯的結びつき
兄妹の補完関係 ― 才能発掘と経営の二極構造

ジュリー藤島の分析

蟹座太陽と蟹座火星
母との180度関係 ― 対立と継承の宿命
スキャンダルと終焉

滝沢秀明の独立
冥王星的体質の継承と再生
真の独立、金星を手にできるか

支配から浄化へ、冥王星の時代を超えて

 

nicoplanet.thebase.in

 

PART2 の内容はこちら(販売準備中)

●金星と火星のバランス—自己価値と欲望の狭間で

●トラインの罠—調和という名の常習性

●真のサバイバー・郷ひろみ天王星冥王星を乗り越える力となる

滝沢秀明の過渡期—システムの継承か、真の独立か

●ジュリー藤島の責任—土星90度の宿命

●サバイバルとは何か—冥王星の時代から水瓶座の時代へ

●結論—自分自身の金星を取り戻すこと

 

 

サバイバーに共通するのは、自分の金星(価値)を育て、武器にすることである。


他者が作った価値に依存するのか、自分の価値を創造するのか。冥王星的な記憶に縛られるのか、天王星的な客観性で一歩引いて見るのか。

 

金星と火星のバランスを整え、土星的な責任を引き受けながら、自分らしく生きること——それこそが真のサバイバルとなるのではないか。


占星術は、単に運命を読むツールではなく、自分がどのような構造の中にいるのかを客観的に見つめ、そこから抜け出す道を探るための羅針盤なのだ。

 

わたしの「ここに何か面白い象徴が潜んでいるやもしれない」という直観と、その後の地道な発掘作業に付き合ってくれた研究会のメンバーの皆さん。お付き合いいただきありがとうございました。

 

これらの知識が、直近の鑑定や明日からスタートする基礎講座に生かせるだろうことが本当にうれしい。これからも地道な発掘作業、トランプの言葉を借りれば、Drill, baby, drill!をやっていきましょう!

 

いやー、しかし三重円は本当に面白い。
気になった方は、ぜひ動画をチェックしてほしい。

 

nicoplanet.thebase.in

 

 

心理占星術の学びを通して
自分の中の「直観」と「確信」を育てよう!


www.youtube.com

今、天空上では土星海王星が12サインの終わりと始まりを示す魚座牡羊座を行ったり来たりしています。

終わりと始まりを行ったり来たり

つまり、何かを終わらせ、何かを始める時だといえるのです。

その何かとは、いい娘、いい母、いい会社員など「これが自分の役割だ」と信じていたものかもしれない。こうあるべき、こうするべきと思い込んでいたものを終わらせるときかもしれません。

でも、ここから新たにはじめる時、「これが自分だ!」と思える直観、または確信を得るためにはどうしたらいいのでしょうか。

そんなときこそ占星術の出番です。

変わりゆく困難な時代に、しなやかに対応していくための知識であり、わたし/わたしたちを支えてくれる技術は、今を生きのびるための知恵となるもの。

それこそが、45億年、変わらずに秩序を保ち続け運行している太陽系と、そしてゾディアック=黄道12宮(12サイン)の仕組みなのです。

 

この素晴らしい仕組みを理解し、一緒にこの時代を乗り越えていきましょう。

考え続けること、学び続けることで、必ず、自分なりの直観と確信に出会うことができるようになるはずです。皆さんのご参加をお待ちしています。