ここ数日、公明党が下した連立離脱という決断について考え続けていた。
今このタイミングでこの決断がなされたのはなぜだろう。
ちょうど高市新体制が発足した時期と重なったということもあり、高市総裁の対応が問題視もされたが、26年という歴史を考えても、また春分からずっと言い続けている土星、海王星の牡羊座⇔魚座のトランジットを考えても、彼らにとって「今」が適切だったということだろう。
公明党的に割を食った感のあった自民党の政治とカネ問題に対し、いよいよ党内外で不満の声が高まってきたのだろう。それに加えて、自民党から納得のできる答えを引き出すことができなかったということか。
公明党だって与党にいたほうが得をするに決まっている。が、それでも離脱を決断したのはなぜか。
やはり、占星術的に言えば、☉太陽の的(まと)=自分たちの進むべき未来が見えなくなったということになるだろうか。
太陽の的を明確にするためには、自分/自分たちの内=火星と金星を確認することが必要である。
自分/自分たちが獲得したい未来=火星
自分/自分たちの大切にしている価値観=金星
ということだ。
が、しかし、先月の月イチ勉強会でお伝えしたように、わたしたちは春分以降、弱小の金星時代を生きているのだ。
こればっかりは致し方ない。なぜなら、実際のところそれが現実なのだ。円安ドル高、労働人口の減少、労働生産性の伸びの鈍さなどにより、一人当たりGDPランキングは中国、韓国、台湾より低い世界第38位。まずは、この数字を身に沁みて感じる必要があるだろう。
そして、日本も多党時代へと突入した。小さな党がそれぞれに個性を発揮し、力を持ち始めたということは、いい意味においても悪い意味においても力の平均化が行われ、一党独裁が成立しにくい時代になったということだ。
だからこそ、自民党も他の党も、そしてわたしたち個々人も、小さな党、小さな個人としてどう生きるかを考え、そこから現実を組み立て直していくこと、力=火星と個性=金星を育てていくことが大切になるのではないだろうか。
これまで繰り返し言及してきたとおり、やはり2025年は、第一回目のゼレンスキー・トランプ会談の際のキーワード「あなたにはカードがあるのか」に集約されているのではないか。
占星術的に言うと、トランジット金星の牡羊座⇔魚座の時期(主に逆行開始から、金星が牡羊座を抜けるあたりの2025年3月4日~6月5日頃)に抱いた痛みなり、違和感なり、欲望なりが重要な鍵となり、その後、トランジット土星の牡羊座⇔魚座の時期にこのテーマが再び浮上し、見て見ぬふりができなくなってくるだろう。
だから、土星が魚座を運行している間は、公明党のように自分たちの金星、火星を見直し、太陽の的を再設定することが急務なのだ。
その際、火星が強すぎてしまうと「〇〇がほしい」欲望だけが先行し、自分ができること以上のものを求め、自滅することになる。
また先日のフリートーク会で「ベンチマークはもういらない。弱い金星をもとに試行錯誤を始める必要がある」という話をした。誰かの持ち物を憧れたりすれば、太陽の的はどんどんズレていくということだ。
2026年2月14日に土星がふたたび牡羊座入りしたとき、ある程度、未来を見据えて進んでいくためには、自分にしか射れない的を設定することが何よりも大切になるのではないか。
人が設定した的など射ることはできないし、どんなに小さくても自分の的なら、いつか必ず射ることができる。
だから、的がズレたと思ったら「公明党なんて何ができるんだ?」的な声に惑わされず離脱するしかないし、離脱されたとしても、守りたいものがあるなら守り通すしかない。自分の的の重要性は自分にしかわからないのだ。
自分なりの的が見つかれば、これからの30年、少なくともこの二年は道に迷わず進んでいけるのではないだろうか。
この数日、わたしが考えたのはこのようなことだ。
わたしの最近のささやかな話をすると、公明党が離脱を発表する直前、22年使っていた冷蔵庫が壊れた。22年苦楽を共にした「彼/彼女」を手放すには一抹の寂しさもあるし、手痛い出費に気が重くなるし、冷蔵庫の中身をそっくり入れ替えるわずらわしさもあった。
が、新しい冷蔵庫が届いてみてビックリ!
こんなに冷蔵庫って冷えるものなの?
今までの冷蔵庫は一体何だったんだ!?
やっぱり今は大規模修繕工事の時期なのか?
📍弱小の金星、その理由と背景についてはこちらの動画で!
📍もう誰かを目指すことは出来ない! 自分自身を目指す生き方へ
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個が台頭する時代がやってくる
心理占星術の学びを通して
自分の中の「直観」と「確信」を育てよう!
今、天空上では土星、海王星が12サインの終わりと始まりを示す魚座、牡羊座を行ったり来たりしています。
終わりと始まりを行ったり来たり
つまり、何かを終わらせ、何かを始める時だといえるのです。
その何かとは、いい娘、いい母、いい会社員など「これが自分の役割だ」と信じていたものかもしれない。こうあるべき、こうするべきと思い込んでいたものを終わらせるときかもしれません。
でも、ここから新たにはじめる時、「これが自分だ!」と思える直観、または確信を得るためにはどうしたらいいのでしょうか。
そんなときこそ占星術の出番です。
変わりゆく困難な時代に、しなやかに対応していくための知識であり、わたし/わたしたちを支えてくれる技術は、今を生きのびるための知恵となるもの。
それこそが、45億年、変わらずに秩序を保ち続け運行している太陽系と、そしてゾディアック=黄道12宮(12サイン)の仕組みなのです。
この素晴らしい仕組みを理解し、一緒にこの時代を乗り越えていきましょう。
考え続けること、学び続けることで、必ず、自分なりの直観と確信に出会うことができるようになるはずです。皆さんのご参加をお待ちしています。
