心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

ボイドタイムと無意味な時間

ボイドタイムになると連絡してくる友人がいる。

彼女は、私を刺激してくれる数少ない友人のうちのひとり。

思いつきが思いつきを呼び、話は壮大に膨れ上がっていく。

「こんなことやってみてもいいね」「この案はいけるかもね」と盛り上がるが、所詮、ボイドタイムのたわいもない会話。

何かが形になることは、ごくわずかだ。

きのうの夜のボイドタイムもそんな感じだった。

特に魚座の月のボイドだったからね。

いくつものアイデアやイメージがフワフワと漂い、そしていつの間にか消えていく。

多分、何かが実現されることはないのかもしれない。

なんせ「ボイド」だからね。

でも…本当にそうなの?

ボイド(VOID)とは空虚・空白・無駄・無効という意味。

ボイドタイム中は、良いことも悪いことも「無効」なるとか言われること多い。

以下、wikiからの要約。

ボイド時間=void timeとは、西洋占星術上において惑星がアスペクト、つまり他の星とメジャーアスペクトを最後に作ってから、その後、どの惑星ともアスペクトを作らず、次の星座に入るまでの時間のことである。

日本では、石川源晃氏の「月が一番人間に影響を与える」という考えから、

「ボイド時間」といったときは月のボイド時間のことを指すことが多く、

「月のボイド時間中は月の効力が弱くなり、普段は抑えられている人間の感情や感覚が過剰に敏感・活発になるとされている。そのため、この時間の会議はやたらと長引いたり決裂したりして、よい結果を残せない。また、この時間中に決断したことや始めたことは、そのときには思ってもみなかったミスがあったり、当初の考えとは全く違う結末になったりすることが多いとされている」

と書いている。

しかし、本来の意味でのボイドとは西洋占星術上のすべての惑星に起こることであり、またその意味も西洋占星術の図表(ホロスコープ)を解釈する上での単なる技法に他ならない。

とのこと。

ウィリアム・リリーが月と他の惑星がアスペクトを作らなかった際、クライアントと意思の疎通がスムーズにいかなくなること指摘。

この時間帯を「魔の時間」(Void of Course of the Moon)と呼んだという。

基本的には、ホラリーやコンサルテーションなど古典的な手法を用いるチャート読みの時に、この「ボイド」を使用することが多い。

ネイタルチャートには適用されない。

アメリカの大統領がボイドタイムには重要な決定を行わなかったとかいう話もあるけど、11月だけでもこんなにあるんだよ。

2011年11月2日 5時59分~7時7分

2011年11月4日 12時40分~16時17分

2011年11月5日 17時4分 ~11月7日 4時2分

2011年11月9日 14時45分~6時45分

2011年11月12日 1時26分~5時9分

2011年11月14日 12時42分~16時18分

2011年11月16日 14時22分~2011年11月17日 1時16分

2011年11月19日 4時5分~7時18分

2011年11月21日 7時21分~10時16分

2011年11月23日 8時3分~10時58分

2011年11月25日 8時3分~10時57分

2011年11月27日 9時5分~12時4分

2011年11月29日 8時1分~16時1分

11月6日の11時にコンサルテーションをやったけど、いつも以上に意思の疎通はスムーズだったけどね。

逆に魚座の月の敏感さが際立ち、相手の感受性にゆったりとフィットする感じがあったよ。

これが石川源晃氏「普段は抑えられている人間の感情や感覚が過剰に敏感・活発になるとされている」なのかもね。

だからボイドの時は、イメージの広がりが活性化するのかもしれない。

そういうことなら、物事が無効になろうが、実現化しようがしまいが、無意識の領域に向かって思いっきり解き放たれてみるのもいいかもしれない。

時代はどんどんシリアスで現実的な方向に向かっているのだから、ボイドタイムの時くらい、テキトー、いい加減、無意味な感じ、でも自由で伸び伸びとした時間を楽しんでもいいかも。

ということで私はこれから、ボイドタイムには瞑想や踊り、眠りや祈りなど無意識のレベルに入るようなことをやってみるといいということを推奨したい。

みなさんも是非実行してみて、その結果を私に教えてほしい。

冒頭の彼女も私も天王星海王星がとても強いタイプ。

そもそも、あまり現実感覚がないのだけどね。