心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

今日と明日は医療占星術講座 夜の部はいよいよフィナーレ!

この際、正直に「医療占星術・象徴見直し講座」を始めたきっかけを言うと、出版されている医療占星術の本に書かれていることが、まったくもってチンプンカンプンだったからだ。

情報は満載だが、実際的なつながりが見えにくい。

ホロスコープを使ってこころの働きを考えることができるなら、身体の構造ももっと具体的に説明できるのではないだろか。

本を読みながら整理をしているうちに、「これは、身体に精通している人に診てもらう必要があるだろう」と思い立ち、そして鍼灸師をしている弟に相談することにした。

そして実現したのが今回の講座だ。

命の神秘のすべてを知る方法はない。

科学では説明しきれない波動や心理といった目に見えないスピリチュアル的作用が、身体に働きかけているといえばそうだろう。

けれど、身体の臓器や部位は「実」のあるものなのだから、曖昧で抽象的な視点だけでは、やはり胡散臭い。

占星術というツールが逃げ道になってしまう。

もっと、しっかりと構造に基づいた説明ができなくては、医療占星術など現場で扱うことなどできない。

しかし、その道のりは簡単なものではなかった。

この半年、占星術の曖昧な象徴言語に慣れ過ぎていた私にとって、身体という「実」のあるものを扱うことにかなり苦戦した。

テキスト作りは、毎回苦痛だった。

弟に、「どうして土星にその部位が当てはめられているの? 抽象的な言葉に逃げないで、もっとちゃんとした説明してみてよ」と何度も言われたことを思い出す。

きのう、ようやく最終テキストを仕上げることができた。

まだ、かなり修正の余地があるだろう。

それでも私自身のためにも、この講座をやってよかったと思う。

「実」のある身体を考えることで、ホロスコープの象徴をさらに地上に引き下ろすことができたし、そしてまた、自分自身の身体とこころを近づけることができるようになった。

四苦八苦しながらの講座でしたが、是非、最後までお付き合いいただけたら幸いです。