心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

明日はナラティブセラピー最終回

皆さんから、いろいろコメントいただいています。

ご心配おかけしました。

ありがとうございます!

また、ちょっとずつ報告させてもらいます。

ということで、明日19時からはハウスの書き換え&ナラティブセラピーの最終回です。

前回のナラティブ講座があまりに面白く、参加者のTさんから、ちょいちょい喜びの感想を聞かせてもらっています。

ありがとうございます。

ナラティブセラピーの重要なエッセンスのひとつに、「オルタナティブストーリー=今まで語られることのなかった話を語る」というものがあります。

通常人は、人生を生きる時、経験に意味を与え続けています。

私の人生に見合うよう意味を選択し、その意味の上にストーリーを形成していくのです。

例えば、「Aさんはいつも意地悪な人だ」という人生を生きるため、嫌な気持ちにさせれられたエピソードなど、その意味に見合った出来事を拾い集め、ストーリーを紡いでいきます。

「Aさんはいつも私に意地悪をする」という文脈にふさわしい出来事を点と点でむすび、人生の流れを生んでいくのです。

そのように一度意味づけされたストーリーは、繰り返し語られ、やがて揺るぎない真実になります。

Aさん=いつも意地悪な人は強固なドミナント・ストーリーとなり、人生を支配し始めるのです。

そして、そのイメージを覆すようなエピソード――Aさんは優しい時もある――は無視されます。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

本当に、Aさんはいつも意地悪な人なのでしょうか。

もしかしたら、これまで語られることのなかったAさんのオルタナティブ・ストーリーがあるのではないでしょうか。

そこに注目するのが、ナラティブセラピーのひとつの考え方なのです。

人は、たくさんの支配的な物語(ドミナント・ストーリー)を持っているものです。

私は物事にこだわらない性格だ。

私は飽きっぽくって、何事も長続きしない。

私は掃除は苦手だけれど、料理は得意だ。

このように一つのストーリーが選択されると、それに合った出来事の点と点を結び、物語を形成していきます。

そうなると、それ以外の可能性――実はこだわりも持っている私、長続きすることだってあるかもしれない私――はいつだって物語からこぼれ落ちてしまうのです。

語られていないエピソードは何だろう。

人生の物語からこぼれ落ちたものを拾い集めたら、どのような私に出会えるだろうか。

その辺を、もっとじっくりワークやってみたい。

明日は、ケーデントハウスとナラティブセラピーです。

ハウスの復習をしながら、オルタナティブ・ストーリを見つけていきましょう。

19時にお待ちしてます!

nico