心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

“All right then, I’ll go to hell” よし、じゃあ地獄に行こうじゃないか

その前に…

ニコプラネットに新しい記事が届きました。

すずきわかなさんによる

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いま宙と地上で起きていることが伝える「大切なこと」

岐阜のあるお寺の“仏の教え”「おまえも死ぬぞ」の言葉とともに、地上のあれこれと火星最接近についてエッセイを書いてくれています。

本文より。

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昨晩、夜空に赤く光る大接近中の火星を眺めていると、ウルトラマンの胸に光る赤いタイマーのように見えてきた。もしかしたら定期的に起こる火星軌道上の大接近は、エネルギーには残量があることを私達に知らせるものなのかもしれない。

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ユニークなたとえで火星最接近の象徴の意味を紹介してくれたり、「命がけで生きろ!」と力強いメッセージも寄せてくれています。

ぜひ、皆さんも読んでください。

私には支えとなっている言葉が二つあって、一つは、ハックルベリー・フィンの冒険の中のハックの言葉、

“All right then, I’ll go to hell”

よし、じゃあ地獄に行こうじゃないか。

というもの。

何かを覚悟しなければならないとき、ダメだとわかっていてもやる必要があるとき、プレッシャーを感じてどうしようもないとき、私はおなかに力を入れて、この言葉を頭の中で唱える。

どうせ苦しい思いをするなら、自分の意思で選んだと自分に言い聞かせたいのだ。

そして、地獄はそう恐ろしいところじゃないこと、むしろ地獄を体験する前と後では、自分自身の心の持ち方が大きく変わっているのがわかる。

これが蠍座冥王星=8ハウスの変容である。

ダンテの「神曲」ではないけれど、

その苛烈で荒涼とした峻厳な森が

いかなるのものであったか、口にするのもつらい。

思いかえしただけでもぞっとする、

その苦しさにもう死なんばかりであった。

しかしそこでめぐりあった幸せを語るためには、

そこで目撃した2,3の事をまず話そうと思う。

地獄の中にも幸せなめぐりあい、むしろ地獄の中でこそ、真のめぐりありがあったりする。

これも、いわゆる転機=変容というものだろう。

南無もう一つの言葉は、白隠禅師の「南無地獄大菩薩」というもの。

松原泰道氏の著書の中に、ビジネスに失敗し友人に援助を求めてきた男が、友人宅の掛け軸「南無地獄大菩薩」を見て、やがて改心するという話があるのだけど、

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逃れられぬ地獄を逃れようとするところに、彼の苦痛は倍増していく。

それなら、思い切って居直って、この地獄の坩堝に自分を投げ込み、そのまま”南無”と自分を地獄に任せきったら…

捨てることも逃げることもできないのなら、潔く担いでいくより外はない。

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この言葉は、白隠禅師がなくなる年、84歳で書いた作品だという。

地獄の中にこそ真の菩薩、救いの菩薩があるということを示したい、そういう思いがあったのかもしれない。

負の体験こそが真の力、そこからが本当の人生の始まりとなる。

この「力」の体験、この「力」の獲得こそが、いつも話している不動サイン=蠍座の個性である。

苦労は買ってでもしろとは、よく言ったものだ。

あれ?気づいたら、私、なかなかの地獄=変容好きだ。

ペルセフォネか、イザナミか。

月食前の月冥王星通過だからかな。

しかし、台風12号!!!

「異例の進路」とか言われちゃって、まさに火星逆行じゃないか!

私たち火星チームと同じスケジュールで西に進んで行くなんて…

地獄の話なんかしている場合じゃないね。

行けるのか?大丈夫か?

赤いパーティー、さなちゃんもめちゃくちゃ楽しみにしてくれているというのに…

ドロシーのように台風に飛ばされませんように。

無事、大阪、福岡に行けますように。