心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

時々は空を見上げ、そこで感じた実感を象徴解釈に加えるのも…

一昨日、大雨が降ったからだろうか。

昨夜は夜空が本当にきれいだった。

オイリュトミーのレッスンの帰り、みんなでうっとり夜空に輝く月や星を眺めながら歩いていたのだけれど、美しい星空を見ていると、「星にかかわる仕事をしていていてよかった」としみじみ思う。

よく講座で「空を見上げて、実際の星々を観察してアスペクトのオーブを体験してみよう!」という話をするのだけど、昨夜から今朝にかけて月と木星が合となる絶好のタイミングだったので、空でオーブを実感した人もいたのではないでしょうか。

こちらは、昨夜23時10分の月と木星が並んでいる夜空の写真。

スマホでの撮影なのでかなりぼけた写真ですが、さて、こちらはオーブ何度くらいだと思いますか?

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以下がこのタイミングで作ったトランジットチャート。

答えは、オーブ2度でした。

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チャートだけみると、カルミネートされた月・木星の配置に大騒ぎして、やれチャレンジだ冒険だ、理想を持って未来を描きましょうなどと大げさなことを言ってしまいそうですが、夜深な空に輝く星々はとても静かで厳かで、なにかむしろタロットの9番目のカード「隠者」のような胸に秘めた、つつましい夢がひっそりと心に広がるようだった。

自分に対する戒めとして、やはり時々はこうして空を見上げ、そこで感じた実感を――たとえ典型的な象徴やチャート解釈から離れてしまったとしても――、自分自身の「今」がとらえた実感をチャートの解釈に加えてみるのもいいかもしれないと思った。

今、「植物観測&象徴の書き換え」なる活動をしていますが、チャート解釈も空を眺めながらやってみるのも面白いなあと思ったりして。

ビジュアルアストロロジーと言われた古代の占星術に倣って。

ということで、今日は満月だけど、私には昨日のビジュアルですっかりお腹いっぱいなので、今夜は昨夜見た月・木星のイメージとともに、静かにみらいのイメージに思いをはせてみようと思う。