心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

大盛況に終わったティルセミナー

皆さまありがとうございました。

そしてスタッフのみなさん、いろいろお世話になりました。

講座や研究会を通してしか会うことがなかった仲間と一緒に作り上げたセミナーが大盛況に終わり、今はとても誇らしい気分。

そしてティルの生徒としての役割も終わり、心からほっとしている。

最終日のセミナーは、ソーラーアーク、レクティファイ、健康問題について。

私はソーラーアークの例として、12ハウスの冥王星アセンダントを通過した17歳のタイミングの話をさせてもらった。

狙ったつもりはなかったけど、親の影響から逃れるため教会に駆け込んだ話は、なぜかウケてたね。

本当はあの話には続きがあるのだけど、それはまた別の機会に…

今回のセミナーで、ティルメソッドの全体像をざっと理解することができたのではないだろうか。

ティル自身が何度も口にしていたように、これはシンプルでパワフル、そして何よりも現場向きに作られたものだということがわかってもらえたはずだ。

けれど、コンサルテーションの技術は一朝一夕に身に付くものではない。

実例を使って、ネイタルチャートからじっくり見ていく訓練をひたすら繰り返す。

または失敗を恐れず、実際に現場で使ってみるしかないのだ。

セミナー終了後の懇親会でそのことについての話題が出たが、ティルメソッドはクライアントとのコミュニケーションを通じて、初めて完成する。

だからこそ、可能性の広がりのあるメソッドなのだろう。

しかし、そうは言ってもコンサルテーションは難しい。

懇親会の終りのほうで、ティルにある質問をした。

「日本人は心をオープンにすることに慣れていない国民性を持っているが、今回のコンサルテーションでその難しさを感じたか?」

ティルは、こう答えた。

「日本は母親問題の強い国民だと想定していたが、とても難しかったのは確かだ。うまくいくこともあれば、そうでないこともある。けれど、私はそんな時どうすればよいのかもわかっている」

だそうだ。

そういったことも含め、これからの課題も多い。

私は、日本人に合った心理占星術の象徴解釈とコンサルテーションの最良のスタイルを常日頃から探している。

多分、より多くの現場を体験し、手探りで実感するしか最短の道はないのだろうけど。

実際、ティルメソッドの解釈も日本人向けにカスタマイズして使用している。

もし機会があったら、このことについて、多くの人と議論をしてみたい。

よい考えがあったら聞かせてください。