心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

勉強会、アネモネの会、アートセラピーから考えるグループの力

快晴。

風、気持ちいい。

ブログ、久しぶり。

心配してくれた方、ありがとうございます。

私は、かなり元気にしています。

ただ、ここ数週間の一連の天体における出来事――水星逆行、日蝕等の質問や報告をたくさんいただきましたが、実

は、あまり真面目に考えるのやめていました。

返事を受け取った方々、ぼんやりした返事になってしまってすみません。

今度、勉強会の時にでも詳しくお話しします。

その間にも、上級クラスの方が立派に卒業し、それぞれがそれぞれの形で占星術を人生に活かしてくれるの姿などを想像したりなんかして、感慨深い気持ちに浸ったりしていました。

皆さんの今後の活躍を心から応援しています!

引き続き、勉強会でお会いしましょう!

言い訳はさておき、今日はグループセラピーの話。

今年は水のグランドトラインが形成されたということもあり、グループでの心の交流というのに力を入れてみたいと考え、アネモネの会をスタートさせたのだが、ここ最近、その効果を実感できることが多く、グループセラピーというのを真剣に考えてみたいと思い始めている。

ボブ・ディランの言葉―――君の立場になれば君が正しい。僕の立場になれば僕が正しい―――ではないけれど、やはり雑多な他者との交わりの中でしか「私」も「あなた」も確認できない。

占いの現場では、「先生」と「悩める人」という絶対的な関係性が存在しているので、ボブ・ディランの言葉を適応させるのは難しいのだ。

スーパー霊能者(それが存在するのかどうかはさておき)ではない限り、私たちも「悩める者」であるはずなのだ。

その辺は、麻里さんがよく問題提起をしてくれますね。

先日、「起きていること、そのものに、どうなるか、どうしたらいいか、どうしていきたいか、さっぱり、そういう視点に立てないのです」という内容のメールをいただいた。

そういったもやもやを抱えながらも、なんとかホロスコープを用い、最善の答えをお互いの関係性から導き出していく。

それが心理占星術の目指すところだと考える。

ボブ・ディランの言葉を本当の意味で理解するためには、やはりグループセラピーが向いている。

講座の後のIさんのコメント、「それぞれに葛藤がありながらもそれを活かそう、認めようとしあえる仲間がいるのはステキなことだなと思いました」という言葉しかりだ。

あのアートセラピーの、劇的な目覚めはかなりレアケースだと思うけど、どのグループも多かれ少なかれ、お互い何かしらの影響を受け取っていると考える。

グループの起こりは、ゲシュタルト心理学のクルト・レヴィンが研究、発展させていった。

人間関係技法の特訓グループを設け、メンバーは他人との相互作用やグループ・プロセスの性質を学んだ。

その研究を通して、集団の中での自分の機能の仕方や他人に与える影響がよくわかるようになり、難しい対人関係をうまく処理できるようになるいう考えに至った。

カール・ロジャーズは、それを発展させていくことになる。

「自己をよりよく理解し、カウンセリング関係で自己敗北になりかねない自己の態度に気づき、カウンセリングの場面で役立て利用しうる方法で相互関係を持てるような」グループ経験を試みた。

ロジャーズによれば、グループの中で自由な表現と防衛の現象が徐々に起こるような安全な心理的雰囲気ができると、「真実の感情を表現する自由がもたらされ、潜在力を含めて、自分の情緒、知性、身体よりなる全人をあるがままに受容する方向へと動いていき、防衛的固さからくる抑圧からの解放され、変化を恐れなくなり、個々人は相互に耳を傾け合い、お互いから学びとることができる」ようになるという。

クライアントの多くは、親密で真実な関係への飢餓を持っていることが多い。

自信をなくし、傷ついている。

もちろん、私たちも同様だ。

だから、まず私たちがこの感覚をしっかり学ばなくてなならない。

しかし、私は劇的な変化というのは望まない。

季節の変わり目のような、一進一退の変化を望む。

心理占星術の学習もそうだが、私の目指すところは、様々なホロスコープを通し、各々の視点の違いを受容していくことだ。

また白紙の関係性を前に、お互いの個性を利用し、共同作業で答えを探し求めていくことである。

グループの関係性を通して、そういったことを学べる機会を作りたいと思っている。

アネモネの会、勉強会、そして麻里さんのアートセラピーに参加のみなさま。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

nico