心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

火星は、こころの動きと直結している

今日は旧暦の正月、今年最初の新月だったね。

太陽は水瓶座から魚座へ、そして火星は明日、牡羊座に入る。

リビアで殺害されたエジプトのキリスト教徒、停戦発効後も戦闘が続くウクライナ日経平均は今世紀最高値、イングレスのタイミングは未知の不安と可能性に満ちている。

新しい季節は、何が起こるだろうか。

太陽の運行を意識したプランニングを始めて3年。

季節とともに生きているという実感、人生を創造する前向きな力、そんな明るいエネルギーを感じることができて、とてもいい。

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そしてプランニングには、火星の運行も重要となる。

火星のトランジットは、太陽と同様、出来事が現実化する契機、トリガーになる天体だと考えられている。

例えば、ひとりの男性の図った焼身自殺を発端として始まったアラブの春、原爆投下、湾岸戦争などがそうだ。

木星以降の天体のエネルギーを、内惑星側に引き込み、地上化する役割を持っていると考えてもいい。

そして、面白いことに、火星は、月=こころの動きと直結しているのだ。

トランジット火星からどのような刺激を受け取ったか、そこをクリアにすることで個人の恐れや不安、欲求を、はっきりと理解することができる。

心理占星術的アプローチとして、己を知るためには欠かせない天体なのだ。

火星が水エレメントに入室しているときは、特にそうだ。

ご存じのように、水エレメントは蟹座=月、蠍座=火星、魚座木星で構成されている。

水エレメントの火星は、月の”私的感覚”を守るため、または木星の”理想や信念”を守るため、”異物”に対して牙を剥くと考えられる。

医療占星術的アプローチで考えた場合、水エレメントは生体防御システム(生体内に侵入した細菌やウイルスなどの病原体を認識して排除し、宿主を病気や感染から守る高度なシステム、リンパ液や血液といったもの)を司っていると考えられるし、また水エレメントの火星はディグニティ(天体の品位)も非常に高いことを考えると、なかなかな攻撃力を持っているといえるだろう。

火星が魚座入りした1月12日以降、皆さんは、どのようなこころの動きを体験しただろうか。

この時期、何にこころを動かされただろうか。

何に腹を立て、何にデリケートに反応し、涙を流し、何を脅かされたと感じ、何を守りたいと思ったか。

どのような理想を持ち、何を夢見て、どんな大切な思いを胸に抱いただろうか。

どんなものを受容し、どんなものを排除したか。

感情が動いた出来事は、「私」そのものを知る機会となる。

ふがいなさも弱さも、意地の悪さも優しさも、すべて「私のこころ」なのだ。

牡羊座・火星の入室の前に、もう一度だけ、この一か月のこころの動きを振り返ってみてほしい。

牡羊座・火星は火エレメントなので、月ではなく太陽に準じて動く。

まだ見ぬ世界への憧れ、情熱、衝動、自己存在の証明、自由の獲得、そういったものがエネルギー源になる。

未来に意識が向くので、「私」をしっかり理解していないと、うまく動けないフラストレーションを感じることになる。

なので、火エレメントに動きを移す前に、もう一度、こころの動きを感じてみるといいかもね。

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