心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

個人の純粋な世界を守る 夏至のお話少々

忙しいながらも楽しい週末。

土曜日の職業占星術の勉強会は、思いもよらぬドラマチックな物語に、みんな(私も)すっかり引き込まれ、映画を観ているような気分になりましたね。

ホロスコープを読むということは、そういうこと、つまり、個々人の人生の物語に触れるということで、それぞれが持つみずみずしい語りの世界に耳を傾けることで、そうか、これが私は好きなのだなあと、改めて思うことができた。

Kさん、お話シェアしてくれてありがとうございました。

実践読みは、難しいですね。

特に、私の心理占星術の実践読みは、個人に合わせてカスタマイズして読むので難しさ倍増ですね。

それでも私がその読み方にこだわるのは、このような個人を個人たらしめる世界を「個人の語り」に沿って理解したいからで、それは他人があーだこーだ言って狭い象徴の世界に閉じ込めるのではなく、個人の持つ豊かな人生に身を委ねたいと思っているからなのだ。

だから、どうじてもカスタマイズする必要が出てくる。

難しいけどね、ボチボチ続けていきましょう。

来月も続きやりましょうね。

日程、決まり次第連絡します。

ということで、夏至

すっかり夜になっちゃって、今さらな感じだけど夏至の話。

夏至という言葉は、天空において、太陽の正午の位置がこの夏至の間はほぼ変化しないという現象から、ラテン語のsol(太陽)とsistere(行き止まり)を語源に持つ。

Kronia(クロニア)というギリシャのお祭りは、夏至の頃に農業神Cronus(クロノス神)を祝う。

その祭りは、年間の他の祝い事とは明らかに異なり、奴隷も市民も対等に参加できたと言われている。

またローマでは、夏至にVestalia(ベスタリア)というベスタ神を祝う祭りがある。

ヴェスタは、ローマの処女性を守る女神で天体を護る援助者と考えられていて、小惑星の象徴としては、乙女座や蠍座と結び付けられているね。

フォロ・ロマーノ(昨日、寺崎先生と話題にしたばかり!)に炉とかまどの女神ヴェスタに捧げられた神殿があるが、そこで巫女が聖なる火を守っていたと言い伝えられている。

古代ローマでは、巫女は神聖視されていた重要な存在で、宇宙を守る援助者とも考えられていたんだよね。

なるほど!

蟹座の太陽の季節は、そんなテーマが重要なのだ。

個人の純粋な世界とは何なのか。

守るべき、私の処女性とは何なのか。

今日、七夕イベントのオープニングパーティーの打ち合わせをしていた時、「来年の夏至は、フォロ・ロマーノで」なんて話をしていたら、Tさんが早速のってくれた。

Tさんは、9月に旅行企画の仕事を立ち上げる予定なのだ。

ということで、2016年の夏至はローマに行きます!

きっと、Oさんが通訳やってくれるはずです。

皆さん、早速計画しておいてね。

っていうか、2016年の夏至のチャート見た?

面白いチャートだよね。

冗談抜きで、まさにベスタ祭り!なチャート。

これは、フォロ・ロマーノのベスタのかまどで、夏至のチャート読まなくちゃね!

ということで、夏至のお話でした。