心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

クライアントの願う幸福を一番の目標にするのではなく…

以前に体験して、知っている”幸福”へ引き返したいという願いには同調できない。

クライアントの願う幸福を一番の目標にするのではなく、いかに苦しくても、自分の人生に対して正面から取り組むことを願う。

これは心理学者の河合隼雄氏の言葉だ。

ここ数週間、タフな悩みが持ち込まれることが多かった。

答えのない、答えの出せない問いもあり、人生は厳しいものだと思わされる局面も一緒に体験した。

私の教えている心理占星術は、基本的に「現場のため」を目標とした講座なので、クライアントと向き合うことを想定した読解をたくさん練習するのだけど、その際、「カウンセラーは良い悪いの判断をしない」ということを話題にすることがある。

人生は長い。

生きてみないとわからないことは多い。

よい出来事が悪い結果を生むこともあれば、悪い出来事がよい結果を生むこともある。

期待した結果が得られなかったとしても、その先の未来に不幸な物語が待っているわけではないし、良い結果を手にしていても、幸福な人生を歩み続けられるわけでもない。

だから、クライアントの人生の、ある苦しい局面に立ち会ったとして、ただその状態を悲観する必要はないはずなのだ。

けれど、力を失ったクライアントを目の当たりにするのは楽しいものではなく、こちらの勇気と信頼が試されているような気持になる。

私自身がまず一番に運命を信じなければ、と思う。

「いかに苦しくても、自分の人生に対して正面から取り組むこと」で道は開けると。

もちろん、うれしい報告、うれしい成長もたくさん見させてもらっています。

いつの間にこんなの成長したのだろう、こんなに読めるようになったのだろうとびっくりすることもありました。

コツコツ学びを続けてきたのだろうなあと胸が熱くなったりして。

月ニコプラネットにアップしている赤ペン12サイン占いの感想もたくさんもらっています。

そこでも成長する姿をまぶしく見させてもらっています。

ほんとにねー、皆さん、豆の木のようにどんどん成長していきますね。

人生は苦しいことも多いですが、そこを乗り越えたときに手にした”財産”は誰にも奪えない自分だけの価値になります。

昨日の基礎講座のモダリティのところでお話ししましたが、負の遺産蠍座=8ハウスこそ、実は個人の独特な個性になるわけです。

人生は何が価値になるかわからない。

だから、やってみるしかないですね。

今日は、13時から灯台屋さんで実践読み講座4回目です。

トランジット読みをしつつ、イチローの時期読みと、そしてネイタルチャート&コンサルテーションチャート&プログレスチャート&ソーラーアークチャートの4枚を使った実践読みの宿題が出ていますね。

今日は、その答え合わせをしつつ、リターン図の読み方などもやっていきましょう。

では、のちほど!