心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

水星逆行 悲しみの、落ち込みの、失敗の体験を教訓にする

2011年3月11日から8年経った。

今でもこの時期になると、当時のことを思い出す人もいるだろう。

私もその一人だ。

「あの時、私はどうしていたのだろう。この8年で、私はどのように変わったのだろうか」と。

先日、どうしても思い出したい出来事があって古い日記をひも解いてみた。

2009年の日記だ。

そこには今と変わらない私、または今より若く、未来の可能性を信じる私がいた。

日記を読み返しながら思う。

この書かれている反省や後悔を何かしらの教訓として、学びの機会に変えることができているのだろうか。

または、当時の夢や理想から離れずに、ちゃんとここまで進んで来られたのだろうか。

人は日々の暮らしの中で目の前の出来事に追われ、様々なことを忘れ、前へ前へと歩みを早めてしまう。

それでもふと、このような天体の運行の機会をもらい、解決すべき事柄に意識を向け、思い出すべき姿勢を振り返ることができる。

これも天体の効用だ。

今日の鑑定は、こんな話がメインテーマとなった。

失敗は誰にでもある。

失敗をするのは、前に進んでいる証でもある。

でも、次に未来を計画するときには、この失敗を繰り返さないための努力と策が必要になるかもしれません。

どのようなことを教訓にすべきか、今日はそんなことも話し合ってみましょう。

もちろん、これはコンサルテーションチャートから導き出されたテーマでもあり、また水星逆行を念頭に入れた提案でもある。

魚座は、水エレメント、陰サイン。

補完関係にある地エレメント乙女座が具体的、現実的な情報を頼りに計画を立てるとしたら、魚座は月の裏側にある眠っている記憶や感情を呼び覚まし、やり残したテーマやトラウマ、夢、ビジョン、様々なイメージをつなぎ合わせ、未来のための再設計を行う。

時に過去と対峙しなければならないタイミングが来たり、センチメンタルな思い出に浸ってしまったりすることもあるかもしれないけれど、あまり水の世界に酔わないように。

見たいものを見るのが目的ではなく、柔軟サインの学びの機会として、「記憶やわきあがってくる感情を頼りに、過去からの教訓を学ぶ」という魚座のテーマから離れていかないように。

魚座の目的は、生まれ変わりのサイン・牡羊座へと向かうことである。

未来のために、私たちは何を教訓にして、何を解決していけばいいのか、それを考えるのが今は一番適した時だ。

私もこの一週間、たくさんの揺らぎと後悔があり、そしてまた気づきと学びがあり、そして未来への教訓があった。

逆行が終わるのは3/28、火星も3/30から双子座に入る。

春分を迎え、水星が活発に動くであろうその前に、後ろを振り返ったり、前に進むふりをしてみたり、思い出してみたり、忘れたふりをしてみたり、けれど思い出せる過去の記憶は、すべてみんな今の私を生きるための学びの機会であり教訓である。

悲しみの、落ち込みの、失敗の体験を教訓にし、未来をもう一度、設計し直してみたいと思う。

過去にもたくさん逆行について書いているけれど、今日はこの2つの記事を再度ご紹介。

あるものを隠し、ないものを捏造する

前に進むばかりがいいわけじゃない 水星逆行について

最近、四季図読みとか火星WSとかであんまり水星の重要性とかの話ばっかりしているから、水星のWSをやろうかなと思ったりして。

水星ってね、火星と同様、地球から見たサイクルなどの現象がオモシロイのです。

大人のための水星力アップWS!

これからの時代はね、今回の四季図を見てもね、やっぱり水星ですよねー