心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

ジュピター

「チケットが余ったから」という突然の誘いを受け、急きょ、神宮球場で花火を見た。

到着した時、ちょうど中村雅俊宮藤官九郎が会社の余興並みの歌声を披露していた。

肝心の花火はといえば、「都心の花火だもんね」という微妙な余韻が残るものだったが、花火が終わったその直後、レーザービームとともに、平川綾香がステージに立ち「ジュピター」を歌い始めた。

その壮大な歌声といったら、花火もぶっとぶ素晴らしさ!

復興支援のための花火大会だったと、始めて気がついたほど感動的だった。

無理して行ってよかった。

ということで、木星の話。

木星は俗に言うラッキースターギリシア神話のゼウス、またローマ神話の神ユーピテルを語源とし、その意味は「天空の父たる神」または「日の父たる神」と言われる。同時に「陽気な、愉快な、幸せな」等の意味を持っていて、中世から守護惑星として扱われた。

発展、成長、理想、知恵、信用、信頼、正義、真実、美徳、モラル、寛大、容認、受容、援助、幸運などなど、木星はたくさんの明るい象徴を持っている。

だから、こうして歌謡曲にもなるのかも。

天文学的に見た木星はといえば、太陽系において太陽の次に大きい惑星。

「拡大」といった木星の象徴にしっくりくる。

また、あまり知られてないけれど、木星が及ぼす太陽系への重力の影響は大きく、太陽に近い水星を例外に、ほとんどの星の軌道は、太陽の天の赤道ではなく、木星の軌道平面とほぼ一致しているという。

この辺は、木星の「教育」という象徴の意味に近いか?

そして、私が一番気に入っている木星天文学的なドラマといえば、木星は太陽系の掃除屋という異名を持っているという話。

木星は、内惑星の領域に比較的近い重力井戸であるため、彗星衝突を引き受けて内惑星を保護してきたというのだ。これには、異論を唱える人もいるらしいが。

そういえば、しょっちゅう木星に彗星が衝突してる。

これは、木星のまさしく「保護」という象徴にぴったりだ。

このように天文学的に見ても、天体の象徴を広げることは可能。

私の初級講座では、こんな話も時々します。

そういえば数日前、NASAによって、火星に「液体の水」が発見された?というニュースがあった。

これを踏まえて、火星の象徴の意味も考え直してみようか。

癒しだね