心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

田遊び 海王星の可能性

2月11日に「イスラエルからのお客さんが建国記念日のイベントに行きたいって言ってるんだけど、一緒にどう?」と誘われた。

あいにく私は行けなかったのだけど、改めて建国記念日について考えされられた。

そのイベントというのは、、「徳丸北野神社田遊び」いうもので国の重要無形民俗文化財にも指定されているんだって。

知らなかった…

家が明治神宮の近くということもあり、この日は右翼の街宣車の叫びが聞こえてはきたけどね。

建国記念日って、どう考えてもおめでたい日のような気がするけど、やっぱり右寄りの匂いがする。

なぜ、私たちは気持ちよく自国の建国を祝えないんだろうか。

建国記念日は、かつでは紀元節だった。

日本書紀』が伝える初代天皇である神武天皇即位の日として1872年に制定され、そして1948年廃止されている。

戦後のGHQの影響か、この年は教育勅語とかも廃止になってる。

私たちは戦後、様々なものを失ってしまったのかもしれない。

イスラエルからのお客さんは、ホテルの人に「田祭り」を勧められたという。

実際、徳丸北野神社には外国人の観光客のほうが多かったらしい。

田遊びというのは五穀豊穣を祈る寸劇のようなもので、じいさんたちがほのぼのと昔言葉で、種まきから収穫に至る稲作の一連の作業を再現していくんだって。

これを観た友人は、日本人のおおらかさと、クリエイティブな遊び心に感動していた。

「日本人であることをうれしくなった」と言う。

私が無知だということもあるけれど、日々の中で日本の良さを実感することが少ない。

消費税、年金、東電の賠償責任と暗いニュースも多く、自国の未来に希望を持つことも難しい。

魚座海王星の影響か、コンサルテーションの場でも漠然とした不安を口にする人も多くなっている。

不景気感もなくならず、毎日のように地震があり、その不安を煽るかのような出来事も続く。

海王星は、真実を暴きだすエネルギーを持っている。

今もし、失望や不安を感じているとしたら、それは間違いようのない真実だからだ。

日本は今、政治は迷走し、円高不安もあり、原発の補償問題を抱えている。

それは真実だ。

それ以上でもそれ以下でもない。

その真実に失望し現実から目をそむけるのか、または、ただ不満を抱え続けるのか。

それともその先の未来に向かって、理想を現実化する努力を進めていくのか。

この選択の意味は大きく違う。

私たちは今、不安定な時代を生きている。

それは間違いない。

けれど田遊びのようなおおらかさと創造性を持って、そして自国の未来に希望を持って向き合っていければ、海王星は、また違った側面を見せてくれることになるのではないだろうか。