心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

金環食直前 たくさんの方々に感謝をこめて…

ありがとうございます!

ここ数日、たくさんの方との出会いがありました。

金、土、日とそれぞれ始まった心理占星術基礎講座。

特に土曜日の講座では、福岡から参加をしてくれたMさん。

スカイプ講座という新しい試みを体験させてくれてありがとうございました。

滞りなく進めることができたことに感謝をいたします。

心理占星術、楽しんでもらえたでしょうか?

私の講座は少しスピートが早いのですが、みなさん、しっかりついてきてくれていたようで、次回もしゃきしゃき進めていきます!

そして、明日の金環食を控えたワークショップでの出会い!

ブログを通して出会った方々も大勢いらっしゃいました。

懐かしい方との出会いもありましたね。

そしてそして、バタバタの私を支えてくれた友人にも感謝します。

いつもありがとう!

今日のワークショップでは、サロスサイクル136の話をしました。

1360年から始まり、1955年6月20日、2009年7月22日と20世紀、21世紀最長の皆既日食を生みだした、このサイクル。

それぞれのチャートを見ながら、「このサイクルがなぜ重要なのか?」という説明をしていった。

2007年ごろから始まった土星天王星オポジション、そして2009年の皆既日食、2010年から活発化したトランスサタニアンのサイン移動とカーディナルクライマクスと、既に私たちは、のっぴきならない時代のうねりに突入していたのだ。

実際、リーマンショック、黒人初のアメリカ大統領、民主党初の第一党、アラブの春ギリシャの金融破たん、尖閣諸島問題、311、原発問題と様々な危機に直面している。

そんなパワフルなサロスサイクル136の話をしつつ、私が伝えたかったことは、2007年に故人となった心理学者の河合隼雄氏の言葉だった(今日のイベントではさわりしか触れられなかったので、ここに全文を示す)。

個人が受けた傷は、まったく個人的なものでありながら、それは同時代を生きる人々に共通であることがわかる。個人のそれぞれの傷は、文化の傷、社会の傷、現代の傷とつながっている。ある個人が、なぜ自分はこのような不幸や苦しみにあうのだろうと嘆いていたり、不可解に思ったりしている時、それは文化や時代の傷を引き受けている。同じ苦悩を引き受けている。

これは、まさにトランスサタニアン的、特に魚座海王星的な言葉だ。

そして、この「傷」のニュアンスこそ、明日に控えた金環食―――双子座・新月海王星のテーマであると考えられる。

今、不安を抱えている人。

それは、あなた個人の不安なだけではない。

私も、他の誰かもまた、同じ不安を抱えている。

だから怖がらず、それを文化の、時代の、現代の傷だと知り、受け止めてほしい。

既に、安心して任せられる社会的基盤、社会的共通認識=20世紀的土星は崩壊した。

土星がまた、社会システムとして安定するまでには、もうしばらく時間を必要とするだろう。

それまでは、逆に枠組みに縛られない、時代の感覚を大切にしてほしい。

つまり、トランスサタニアンと直接触れる感覚を育てるのだ。

人々の思い、時代の奔流、新しい未来の感覚。

みなさんがこれを読むときは、既に、金環食を終えていることだろう。

今、感じているもの。

それは、今まで眠らせていた無意識=月の領域かもしれない。

じっくり味わいつつ、どこかで誰かにつながっていると信じてみるといい。

みなさんの無意識体験、いつか聞かせてください。

また、ご質問等ありましたら気軽に連絡してください。

nicoへの質問

心理占星術研究所は、今後も様々な企画を用意しています。

いつかまた、みなさんに会える日を心待ちにしています。

では、生徒のみなさん!

これからも楽しく心理占星術の勉強をしていきましょう!