心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

モネの光とホロスコープ 印象を拾い続ける

スールネさんのワークショップの感想。

いくつかいただいています。

清々しい空と風のおかげなのか、皆さん、すっきりとした印象の感想でした。

いつも思うのだけど、数日後のフィードバックのほうが個性が表れたりするような気がする。

ワークショップの最中は雰囲気に飲み込まれて、うまく自分に落とし込めないけれど、数日たつと、その体験が逆にリアルに感じられたりするんだよね。

いつか、数日後の印象を持ち寄るワークショップもやれたらいいね。

寝て起きて、感じて、味わって。

昨日のWSの中での言葉、通り過ぎてから、嗅ぎに戻る香りのような、後からくる香りの印象。

そしたら、もっと、ひとつひとつの体験を大切なものとして落とし込めるかもしれないね。

朝の新宿御苑プラタナスをスケッチする男性を見て、モネの庭・ジヴェルニーを思い出しながら、そんなことを考えてみた。

モネがひたすら集め続けた様々な光。

印象は、決してひとつではないのだ。

朝、昼、夜、晴れ、曇り、雨、

様々な時の様々な表情。

光が多様な要素と戯れるのを待ち、それを気長に描き続ける。

印象はひとつではない。

だから、辛抱強く描き続けるしかない。

それは、なんだってそうだ。

ホロスコープも、もちろんそう。

いつも同じ印象を与え続けるわけではない。

サイン、天体配置、ハウスは変わらなくても、その時に受ける印象はいつだって違う。

時の経過とともに、移りゆく時代とともに、目も耳も鼻も口も手も、そして頭も、その時々で違うものを拾い上げる。

日々の天気によっても、もしかしたら、ホロスコープの印象を大きく変えることもあるかもしれない。

強い火星体験をした後では、こちら側の火星に対する印象も違う。

幸せな時、悲しみの時、その色合いはそれぞれ違う。

ホロスコープはいつだって、平面ではなく多面体なのだ。

プリズムのように、たくさんの色を放ちながら、いつも違う顔を見せる。

だから、その時の印象を丁寧に拾って、拾って、拾って、諦めず、描き続けていくしかないのではないかと思う。

スランプに陥ったときはなおのこと、諦めず描く。

モネの言葉、

ほんとうに海を描くには、その場所の生活を熟知するため、 同じ所で、毎日、毎時間、眺めつづけなければならない。

だから、僕は同じモチーフを4回も6回も繰り返し描き続けている。

ではないけれど、実は私も同じように、ひとつのホロスコープを見るように努力している。

前にこのブログでも書いたことがあるけれど、鑑定の前は、朝起きてから眠りつくまで、様々な時間帯にチャートを眺めることにしている。

モネの光に倣って。

monet.jpg

なんてステキなの!

もう、ほんと惚れ惚れ。

去年、ジヴェルニーに行く機会を逃しちゃったから(Sちゃん、せっかく誘ってくれたのにね…)、Tさんにいつかツアー企画してもらいたいなあ。

これからが、最高に美しい季節だよね。