私は、おそらく「好き」を仕事にした人間だと思う。
「好き」を仕事にするということは、その世界の魅力をひとりでも多くの人に伝えたいと思うことでもある。
情熱×冒険×布教活動=木星 ということだ。
そして、その押し広げられた活動の際に出会う人たちの影響により、「私」はどんどん化学反応を起こしていく。
体験は自らの気づきとなり、新しい価値観が育まれ、思いもよらない「私」が出現する。
「私」の発見。
それが面白くてやっているといっても過言ではない。
または、仕事力を極めていこうとする努力の中で、突然、世界の見え方が変わるときがある。
極めるというと、焦点が小さく鋭く絞られる印象があるかもしれないけれど、その逆で、進めば進むほど、世界の広さ、宇宙の大きさに圧倒される。
いつも講座中に描く「らせんの成長」のあのサイクル、それが少しずつ、見える世界を広げながら永遠に繰り返されていく。
「ああ、なるほど」となると同時に、「まだまだだ」と思う。
それがなんとも心地よかったりするのだ。
イチローのニュースを読みながら、彼の努力と才能に朝っぱらからほれぼれしっぱなしだった。
自己信頼、気力、体力、知性、ユーモア、アイロニー…あらゆるものを持っていることに、まったくほれぼれした。
そして、もしかしたらそれ以上に、イチローの素晴らしさをイチローのホロスコープから読み解くことができるという占星術の面白さにひとしきり感動していたかもしれない。
前にブログに、「象徴を理解することは世界を読み解く言語を手にすることだ」と書いたけれど、実際、本当にそうなのだ。
月、MCに対しトランジットの土星が90度となったタイミングでの偉業達成。
なんと素晴らしいシナリオなのだろう。
または、ICにぴったりと重なったトランジットの海王星。
私はいつだって、こうして偉人から天体のエネルギーの使い方について、また、生きることの意味について教えてもらっている。
トランジット土星90度は、努力の人を決して裏切らないのだ。
このようにして、私は世界を理解する方法を手にできている。
これが、今朝は何よりも財産に思えた。
その一方で、今朝、こんなコメントをもらって考えさせられもした。
占星術などの「占い」的なものの限界、というか
怖さ、酷さ、無力さもここ最近よく感じます。
同じ言葉を話してくれる人がいてくれる安心感が
大事で大切でもあり、怖さでもあり・・・
わかる。
閉じた共通言語が時に息苦しいこともあったりする。
本当にそうだ。
”隠語”じゃないけど、同業者だけにしかわからない閉じたコミュニケーションって、所属の安心も生みはするけれど、下手すると閉鎖的で陰気臭いものに陥ったりすることもある。
占いとかは、特に胡散臭い世界だから独特な隠語がまかり通りやすいわけで、うっかりすると伝える努力をはしょることもできたりする。
そうだね。
バランス大事だね。
そんなことも考えながら進めていきたい心理占星術基礎講座。
7月30、31日は集中講座を行いますが、ご要望がありました(栃木からいらしてくれるとのこと。ありがとうございます…)ので、もうひとつ昼間の講座も開催します。
★心理占星術基礎講座 平日昼間講座
■7月19日(火)14時スタート!
■日時:毎月第3火曜日14時~18時 全4回
■講座料 63,000円(テキスト代が別途2,000円かかります)※お支払方法はご相談ください
※情報量の多い講座です。ICレコーダーをお持ちください
★2日間集中・夏の心理占星術基礎講座←残りあと2席。興味ある方はお早めに!
■日程:7月30日(土)13時~20時(プチディナーの用意アリ)
31日(日)10時~17時(途中1時間のランチタイム)
■講座料:55,000円(テキスト代含む)
心理占星術の学びは、人生の歩みと似ています。象徴理解が進んでいくにしたがって、自分という存在に光が当たり始めます。また自分を取り巻く人々や環境が、色とりどりの色彩を放ち始めるのです。洞察が深まるごとに、世界に対する理解がクリアになってくる。こんなワクワクするような好奇心を感じること。それが本コースのひとつの目標です。
それはもちろん、現場でのクライアントとのやり取りの中にも見出すことができます。初めて出会うホロスコープを丁寧に読み進めていく。クライアントの人生がドラマのように目の前に展開されていく。人と真摯に向かうことで、さらなる自己成長のきっかけとなる。現場には、そういった驚きの体験があふれています。
このコースを通して、ぜひ、そのようなドラマチックな機会に触れていただけたらと思っています。心理占星術の学びは、あなたの人生を大きく変えることになるかもしれません。習得までの長い旅をご一緒できることを、心から楽しみにしています。
●10天体の心理的象徴の理解
天体の公転周期、発達年齢域から考える人間の成長のステップ、そして各々の天体の心理的背景を学習していきます。
・太陽エネルギーとは、一体、どういうものなのか
・月の私的感覚、所属感覚を満たすとはどういうことか
・発達心理学における水星期、金星期の成長の難しさとは
・金星&火星は、環境を生き抜くための道具
・トランスサタニアンは時代の心理を読み解く鍵
●12サインの分類によるホロスコープの構造の理解
12サインの分類(2区分、3区分、4区分)から見えてくる、マンダラのようなホロスコープの構造を学習します。
・向かい合わせのサインは、心理的な補完関係にある
・2区分から考える自然のサイクルとは
・3区分から考える世界観
・4つのエレメントの洞察から得られる経験のサイクルとは
多くの学習者が難しく感じられるアスペクトを心理的に考え、センテンスで表現していけるよう学びます。サイン同士の関係やハーモニクスを用いて、アスペクトを徹底的に理解していきます。またノーアスペクトや逆行天体が、個人の発達にどのような影響をもたらしていくのかも考察します。
●ハウスの分類によるホロスコープの構造の理解
12サインの分類と同じように、ハウスにもある決まった構造があります。ハウスとは、個人を取り巻く環境を示しています。そして、生まれた時間と場所によって導かれる、より個人的なテーマを示すものです。個人的ということは、個人の人生の物語に沿って読む必要があるということです。ハウスを制する者は、ホロスコープを制すると言えるくらい、ハウスの理解が深まれば、個人のこころにしっかり寄り添うチャート読みができるようになるでしょう。
・半球の偏りから、個人の心理的な防衛のパターンを理解する
・3つのグランドクロス(アンギュラーハウス、サクシーデントハウス、ケーデントハウス)から、環境における個人のエネルギーの力学を理解する
・1-5-9ハウス、2-6-10ハウス、3-7-11ハウス、4-8-12ハウスから、環境によって形成された個人の資質を考える