心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

遺志と教訓 ちょっとだけ魚座=海王星=12ハウスの話

明日の灯台屋火星WSは満席になりました。

お申し込みいただいた皆さま、ありがとうございます。

みんなで楽しい会を作りましょうね。

明日は、「あなたの火星見守り隊」のプチ授賞式も行います(直島のKiKiさんは今夜、スカイプにて行います。もずくさん、みねんこさんも集合です)。

どうぞお楽しみに!

で。

劉暁波氏が亡くなった。

また一人、時代の、国の犠牲になったのだ。

このようなニュースを聞くたびに、または先日の九州の集中豪雨のような天災のニュースを聞くたびに、私たちは犠牲者の人からどのようなメッセージを受け取ることができているのだろうかと考える。

残されたものとして、未来へと語り継ぐものとして、故人から一体何を?

水エレメントには、「受け継ぐ」という役割を与えられている。

蟹座=月=4ハウスは血とその歴史を、蠍座=8冥王星=ハウスは遺産(有形であれ無形であれ価値あるものを)を、それぞれに受け継ぐ。

では、魚座海王星=12ハウスは何を受け継ぐのだろうか。

または、このような考え方もできる。

環境適応能力としての知能をつかさどる柔軟サインとしての考え方だ。

双子座=水星=3ハウスは言語機能、学習機能、客観的思考といった知的活動を、乙女座=水星=6ハウスは技能や問題解決する知的活動を、射手座=木星=9ハウスは抽象的思考や直観力という知的活動をそれぞれにつかさどる。

では、魚座海王星=12ハウスはどのような知能なのだろう。

上記の二つを合わせて考えると、魚座海王星=12ハウスが受け継ぐものとは、故人の遺志――夢や理想といった抽象的ビジョンであり、また人々が脈々と受け継いできた人類の教訓である。

劉暁波氏が妻に最後に伝えたのは、「あなたはしっかり生きなさい」という言葉だったという。

それぞれがそれぞれに目指した理想、果たせなかった夢、言葉にならない想いなどがある。

日々、多くの人たちが命を落としている。

私たちは、故人から何を受け取ることができているのだろうか。

そしてまた、それを受け取るだけの知性が身についているだろうか。

今日のにゃん。

暑い…

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