心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

良いも悪いもなく、あるべくしてそこにある。

この季節になると、2016年6月20日トスカーナのタロットガーデンに行ったことを思い出す。

日が長くなり、夕暮れが気持ちいい季節は、あの丘に並ぶタロットのモチーフの造形たちが心から懐かしい。

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先日、集中してタロット講座をやったからだろうか。

タロットカードのモチーフが生き生きとイメージの中を駆けめぐっている。

そして、タロットガーデンの丘に建つの「ⅩⅧ 月」のモニュメントの横でトスカーナの風景を眺めていた時、ふと今日のテーマである「物事には良いも悪いもないのだな。成長のプロセスとしてあるべくしてそこにあるのだな」そんなことを考えたことを思い出す。

タロットガーデンに並ぶ「0 The Fool 愚者」から「ⅩⅩ The World」までの22個の作品たちは、どれも必要なものとして、またはある役割を担うためにそこに在していて、その全体が「世界」だということを教えてくれる。

どれがかけても完成しないものである。

太陽系ももちろんそうだ。

46億年、ただ宇宙の秩序として、また各々大きさや質量、周期といった個性を持ちながらそこに存在している。

「おっ!これは女帝だな」「これは天王星だな」というように、つまり人生の様々なシーンで、タロットのモチーフたちの、または太陽系の星々たちの、その個性を体験しているということになる。

私たちの中に完璧な状態で存在しているはずの22個のタロットモチーフ、10天体をどのように利用していくか。

私たちは今、それを学んでいるのだ。

タロットガーデンは本当にステキなところなのだけど、とにかくアクセスが悪い。

いろんな人に、次に行くときは一緒に行きましょう!と声をかけているのだけど、そろそろ本気で円谷企画にツアーを組んでもらおうかしら。