評論家の小林秀雄が子供の教育について聞かれたとき、
子は親の思うとおりにいかないもので、自分が何をしたというのは何もないけれど、一生懸命生活しましたよ
と答えているという。
先日、獅子座期の火星ワークショップをやったあと、このような質問をいただきました。
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ちっぽけな私を、トランジットのサイクルで豊かな体験をし、停滞している今を書き換えて、新しい自分を創るその成長の流れだということはとてもわかりやすかったです
この書き換えは、私らしく書き換えをするということでしょうか?
例えば、火星が獅子座に入りこの1ヶ月半のどのようなことを体験すればいいか、自分がやることはわかったのですが、私らしくということまで考える必要があるのでしょうか?
獅子座なら太陽がルーラーなので、太陽が入っているハウスを火星獅子座期に書き換えるチャンスみたいにも考えることもできますか?
それとも、そんなことまで考えずに、火星が獅子座なので5ハウスを獅子座ぽく生きる体験をすることで、新しい自分に書き換えることができるのでしょうか?
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ということです。
私がホロスコープの構造を使って話をするので、少し難しく考えさせてしまったかもしれません。
私がKさんに回答したのは以下です。
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おかしなもので、「わたしらしさ」というのは最後についてくるものではないかなと思うのです。
覚悟を決め、自分のできることを一生懸命やる、その結果、「わたしらしさ」がわかるのではないでしょうか。
なので、自分にできることと向き合って真剣に1か月半過ごしてみてください。
一生懸命生きた後、どんな自分が見えてくるでしょうか。
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結局、自分に対しても、子供や他者に対しても、最終的に見せられるのは小林秀雄が言うように
一生懸命生活すること
それに他ならないのではないでしょうか。
いつだって答えなんて全く見えないし、迷いの中で進んでいくしかないですが、気が付いたら、一生懸命生活した=火エレメント結果が、地エレメントの自己価値=自分らしらの実感へとつながるのではないかな。
本来、トランジットの実感というのも後からしかわからないものだと思うのです。
あとからふりかえったとき、あれが獅子座の火星か、水瓶座の木星なのかという納得感がぼんやりと見えてきて、サインのそれぞれの個性を味わうこととなる。
まあ、とにかく「一生懸命生活する」ことですね。
昨日、Dさんに火星インタビューをさせていただきました。
Dさんは、職業占星術パーフェクトマスター講座のモニター鑑定に参加してくれた方で、今、ライブ配信サービスでパフォーマーとして奮闘中の方ですが、インタビューの中でこんなことを語ってくれました。
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だんだん自分に嘘がつけなくなってきたんですよ。
仕事に意欲が持てるように専門書なども読んで頑張ってきたけれど、やりたくない仕事をやってるってことがどんどん浮ぼりになってきて…
やりたいことをやっていれば、私、ここまで全力になれるんだ!
こんなに勝手にフル回転するんだ!
って気づいたんです。
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一生懸命生活することがどれだけ大切なことか、自分を生きるというのはなんと切実なことか、Dさんのインタビューからたくさんのことを教えてもらえました。
また、心の不調からどう立ち直ったのか、そのお話しも多くの方にも通じるお話しでした。
こちらのインタビューは後日、火星プロジェクトのHPにてご紹介します。
こうご期待!
ワークショップでもお話ししましたが、今回の獅子座期はなかなか重要なサイクルで、いよいよ「自分探し」をやめるチャンスなのではないかな、良くも悪くもリアルな自分と向き合い覚悟を決める、そんな時期なのではないかなと思っています。
今、火星サイクルプロジェクトでは、火星サイクル手帳と獅子座期のワークショップ動画をセットで販売するという夢の企画を用意しています。
獅子座期ワークショップでお話しした内容は、火星=一生懸命生活するに直結した内容となっています。
火星サイクル手帳が気になっていた方、ここで自分をつかみたい方、ぜひこの機会に「一生懸命生活する」を始めてみませんか?
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