日本も世界も、こういろいろあるとつい我が身を振り返ってしまう。
誰の何の判断によって物事が進んでいるのか。一部の政治家の力なのか、世論なのか。声、声、声のオンパレードで報道を見ていても実態がよくわからない。が、わたしだって圧力がかかれば己の政策を転向させてしまうかもしれないし、国民が望めばしゃかりきになって戦争継続という強行手段に出るかもしれない。それほど、声が波のように押し寄せてくる時代なのだ。
しかし、世界中で分断が進み、争いが続いていることは間違いない。「いやだなー」とつぶやきながら、これはどの天体配置の影響なのだろうかと考えあぐねる日が続いている。
ここ一週間、心理占星術のセッションでは木星の逆行の話ばかりしている。たまたま木星がテーマになっている人たちが多かったのだが、
あ、木星がテーマになっているというのは、
①ホラリー＆コンサルテーションチャートで射手座・木星・9ハウスが強調されている
③木星が回帰している
ということ。
で、双子座に滞在中の木星は、今日から逆行を開始しました。
見かけの逆行運動についてはいろいろな言われ方をされますが、こと木星に関しては、逆行と言うのはなかなかいいものだ、とわたし自身は思っています。
最近の勉強会でも双子座木星に関してじっくり考える時間を持ちましたが、その際、木星ってスケジューリングするのに本当に使える天体だよね、という話をしたと思います。
以下の表を見てみましょう（ホワイトボードに手書き！アナログ！）
木星は各サインにイングレスしてから、約4か月かけて一気に20度くらいまで進み、それから約4カ月かけて一気に10度くらいまで戻り、そして最後、約4か月かけて一気に駆け抜けて次のサインに移るという仕組みになっています。
ちょうど三分割しているから、スケジュールを組みやすいのです。
最初の順行の目標はトライ＆エラー。トライもエラーも本当に大事。1回や2回うまくいかなかったからといって手放すと諦め癖がつくので注意。特に木星逆行の直前（9月中旬あたりから）は最初の勢いをなくし、どっと疲れが出て、調子を崩す人たちが増える。
主に木星タイプの人たちは、最初は理想に燃えて元気に動き出すのだけれど、途中で行き絶え絶えになることが多い。基礎体力がない人は「はじめちょろちょろ」が望ましい、そんな話を勉強会でしましたね。
基礎体力というのは、心と精神の筋力のこと。「やる気」「元気」「勇気」を自分で適切に維持できない人は、最初に頑張りすぎないほうがいいかもね、ということです。
で、逆行期。木星は逆行期が最も大事、とわたしはいつも考えています。なぜならば、ただでさえ木星って「外発的動機づけ」に陥りやすいので、自分がやりたいのかどうかわからないことに時間やお金、労力を向けていることにはたと気づいたとき、逆行期は、まさに軌道修正の期間にすることができるというわけです。
このまま進んでも、自分の目指したい山の頂上＝MC＝理想には到達しないかもしれない。
なんの成長もなく、なんの変化もなく、このままただ年を取っていくだけかもしれない。
まわりの人たちは喜んでくれたり、感謝したりしてくれるけど、わたし自身は少しも楽しんでいないかもしれない。
他の人にとって正義でも、自分にとっての正義とは違う道を選んでいるかもれない。
そんな不安、疑問を感じたり、虚しさや徒労感に襲われたりしたとき、逆行期に再度、行く道を確認する。道に迷わないよう地図を片手に、自分にとって少しでも成長につながる道、見たことがないものが見られる道、気分が高まる道、気合が入る道を選び直す。
で、4か月間で必要な準備をして、最後の順行の4か月間に備える。
基本的に木星は、そのような流れになっています。
しかし、木星逆行中にドタバタ解散総選挙もあり、アメリカ大統領選もありと、今回の木星逆行期はなかなか盛りだくさんです。これって一体どのような意味なのでしょう。
今回、ホワイトボードに赤字で書きましたが、木星が逆行中に火星も逆行を開始するので、「本当にその道でいいの？」の問いかけは有効なような気がします。
10/22の勉強会では、秋分図に表示された水星□木星について詳しく解説しようと思っているので、またその時にでも木星の話をじっくりしましょう。
デトリメントの双子座木星は「ミニマム」がテーマ。そんな話もしてみようかな。
ということで、皆さんの木星逆行期のプランをどこかでぜひ聞かせてね。
逆行期のイメージをふくらませるために、しばらくホワイトボードにこのメモ書きを残しておこうっと。
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