心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

残念ながら、ティルセミナーに参加することができなかった皆様へ

乙女座ー魚座満月。

たくさんの人から、それらしいご報告をいただきました。

何かひとつ、締めくくりの感じがした満月でしたね。

ティル先生は先ほど帰国しました。

今年の12月で77歳。

お疲れさまでした!ですね。

一昨日、最後の食事会がありましたが、ティル先生の隣の席で、

N:お休みの日は何しているんですか?

T:私は休みは取らないんだ。

N:でもオフの時間はありますよね?

T:日曜日の朝、アメリカンフットボールの試合を見ることはあるよ。

N:オペラ鑑賞は?

T:それはもちろん! 生番組で気に入っているプログラムがあるんだ。

N:お気に入りの作曲家は誰ですか?

T:間違いなく、ワーグナーだよ。

N:釣りとかしないんですか? ハイキングとか。

T:まさか!私が釣りタイプに見えるか? あんな退屈なこと!

といった占星術とまったく関係ない話しをし、私の好きなイタリア男のギャグまで披露してもらい、すっかりくつろいだ様子を見せてくれました。

普段のティルは、ジョークの大好きな優しいおじいちゃんなんです。

終始リラックスしていて、ティルスタッフとして、最後の任務を終了することができました。

よかった、よかった。

ということで、来年のスケジュールも決まり、スタッフ一同、既に来年の準備を始めています。

詳しいことはまだお知らせできませんが、本の出版も予定していますし、何かと忙しい1年になりそうです。

残念ながら、ティルセミナーに参加することができなかった皆様。

是非、来年のセミナーでお会いしましょう!

さらに工夫を凝らした、上質なセミナーをお届けできるよう、スタッフは真面目に知恵を絞っていく次第です。

まだお勉強が間に合わなくて、参加できなかったという方々。

引き続き、新里さんのオンライン講座も開催されると思いますが、できればその前に、しっかり基礎固めをしておくことをお勧めします。

実はティル占星術は、かなり上級者向けのレベルとなっています。

天体の象徴、サインの意味はもちろん、ホロスコープの構造なども理解しておくと、ティル占星術はかなり面白いのですが、基礎ができていないうちに学ぶと、その理解や面白さが半減します。

今回、「ティル式を勉強したけど、何だか読めるようになっていない」という声も聞かれましたが、そういうことなのです。

なので、ある程度土台ができてから、ティルをお勉強されるといいですね。

今回、参加者の方の多くが、「テクニックだけでなく、心理占星術の姿勢を学ぶことができた」と言っていました。

私もそうですが、ティルの本を読んだ時、「こういう率直かつ現実的な意見を言う占星術家もいるんだな」とうれしい気持ちになった覚えがあります。

当時、日本の占星術家からは聞いたことのない、地に足のついた考え方に共感を持ったのです。

新里さんも、「そこが他の占星術家とは違う魅力があるんですよ!」と言っていました。

だからこそ、現場でこそ、ティルのプラクティカルな理論が使いやすいのだと思います。

占星術には、様々な視点があります。

もしこれからティル式占星術を学ばれたいという方いましたら、まず基礎と、そして現実的な視点を意識してみるといいかもしれません。

来年、皆さんにお会いするのを楽しみにしています。