心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

【nicoPLANET夏至号①】 試行錯誤は無駄な時間?! 自分のスタイルを探すまで ~教えて! 心理占星術みんなの勉強法Vol.4 他、みんなであれこれ考えよう!

先日行った「生き方働き方研究会 劇作家の巻」の後、Bさんから蜷川幸雄の水星逆行についての問いがあり、みんなであれこれ考える機会となりました。

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あれから、ちょっと考え続けている違和感についてご質問です。

逆行は劣性だとは思います。

そこに劣等感も抱きやすいのだろうとも思います。

でも、逆行はそう見えるという現象だと学びました。

本当に逆行しているわけではないと。

他者からはそう見える、でも本人にはその劣っていることの実感は、他者との関係性の中で知らされていくことで、自分の実感から生まれていくものではない気がします。

 

劣っていると他者からは見える水星に対して、本人はどう捉えていたのかは知る由もありませんが、劣っている水星の補完的にビジュアル力を用いるではなくて、初めから蜷川幸雄の中では金星やビジュアルへの傾倒の方が勝っていたという読みの方が、気持ちいい気がしてしまいます。

言葉やコミュニケーションの伝わりにくさは感じながら生きたかもしれませんが、だからより金星を武器にしたのかもしれませんが、先に好きがある方を、その人の欲望として押したい気がします。

凹みを埋めることは大切ですし、凹みがのちのちv字回復的な発露になる物語もわかりますが、本当にそこに凹みがあるのかは、誰が見極めるのかは判断に迷います。

 

こうして人物について時間をかけて考えてみるも、楽しいですね。

こういう時間は私には大事です。

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Bさんの問いはとても大事ですね。「本人はどう捉えていたのかは知る由もありませんが」ここを常に意識しながら、それでも道具を使って、他者を理解しようと努める。それが心理占星術的態度なのだと思います。

 

このあと、他の方からも意見をいただき、蜷川幸雄の水星逆行について考えを深めていきました。私からはこんなコメントを返しました。

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で、ここで整理してみると、その「劣っている」「違っている」と感じること、そこからくる「他者性」というのは、長所にも短所にもなり得ると思うのです。
つまり、逆行は「他者性」とも言えると思うのです。物事の「違い」が意識され、痛みになることもあれば、強いこだわりや高い洗練となる。
 
そういった切迫感を乗り越えた先に、その人の独自の道が開ける気がするので、やはり「劣等」や「異質」という感覚は宝のような気がします。
逆行とは、他の人には理解しようのない個人的な内なる挑戦なのではないかな
 
ここ数年、注目している作家の多和田葉子ですが、彼女は「母語の外へ出る旅」を実践し続けている水星の極みみたいな人ですが、牡羊座の水星逆行の人です。「言葉の檻から別の言葉の檻へと移る」みたいな言い方もしていますが、逆行がないとこんな切迫感は持てないだろうなといつも感動しています。

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こんなやり取りなら、いつまででもできそう。象徴を深めていくのは楽しいものです。

私も今回、Bさん、皆さんの意見を聞きながら、思考をめぐらすことの楽しさを味わいました。これからも象徴と人物を結びつける作業を丁寧に進められたらと思っています。

 

ということで、nicoPLANET夏至号です。

 

もうすでに読んでくれた方もいると思いますが、もしかしたらnicoPLANETで一番人気のコンテンツかもしれない「教えて!心理占星術みんなの勉強法」。

最近、生徒さん同士で集まり、ファシリテーションしながら、コンテンツを仕上げてくれています。人の話に耳を傾けるのが上手な方、人の話をまとめるのが得意な方、人の良さを引き出すのがうまい方、みんなそれぞれの良さがあり、今後、そういった力を育てることもやっていきたいなと思っています。

勉強法とは、「工夫」という個性が発揮されるものですね。面白いです。ぜひ読んでみてください。

 

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次は、ありささんによる「ご当地紹介リレーVol.4 網走編」です。

内容はもとより、提供してくれた写真を見てほしい!ありささんも書いていますが、「さて、網走の良さを知ってもらう写真はあるかな…と自分の携帯を覗くと、SNSもやらない、いわゆる世の言う映えの写真も撮らない私のカメラロールにあるのは、息子達が楽しそうに網走の自然で育つ姿でした」って、ほんとうにそう。

ハックルベリーフィンの登場人物のような子供たちと、そして大大大自然!そこにありささんの詩的な自然の表現が加わり、まるでおとぎ話を読んでいるような気分になります。

みなさん、それぞれに素敵な日常を生きているのだなーと心が温かくなりました。

「日本のだいぶ端っこ」にも心理占星術を大真面目に勉強してくれている人がいる!そんな感動と共に、ぜひありささんの記事を読んでみてください。

 

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次は、2024年夏至のタロット予報!

一ヶ月の動向が現わされる太陽のイングレスチャートと心理タロットは、シンクロしているのではないか。そんな閃きから生まれた新たな連載「今月のタロット予報」。タロットマスターチームのメンバーが、この一ヶ月の時代のムードと、いま多くの人が持ちやすい心象風景を読み解きます。

 

今月もふたつの予報が届きました!

ふたつのスプレッドを見たときに、どちらのカード展開が気になるでしょうか。

直感で選んでみてください。あまり深く考えず、ピン!ときた方の画像を選んでみてくださいね。

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次は、赤ペン12サイン占いです。

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今回は、獅子座を担当したまやさんのテキストのご紹介。

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試合前や試合中の集中力が試される時、結果を考えすぎるあまり体が動かなくなることもあったけれど「今まで自分がしてきた練習を考えて自信が持てるような事を考えます」と話すのはアーチェリーの古川高晴選手。張り詰めた時間と空気の中で弓矢を引き的を狙う姿が、息を潜めて獲物を狙うライオンの姿と重なり、見ているこちらまで誇り高く堂々とした気分になりました…

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おー!カッコいいですねー この後、どのようなテキストが続くのか。この続きをぜひ読んでみてね。

 

各々の魅力を寄せ集めたら、こんなに楽しいページが出来上がりました。ご協力いただいた皆さん、今月もごくろうさまでした。調子のいい日も悪い日も、ウキウキする日もモヤっとする日もありますが、お互いをうまく鏡に映し合いながら、自分の力をつけていけるといいなと思っています。

私など本当にそうですが、皆さんのおかげでいろんな力を身につけることができているのです。

 

火星サイクルプロジェクトでも、新しい施策が始まりました。岸田文雄が好んでいるという「みんなで行けば遠くに行ける(岸田政権、ぜんぜん遠くに行けてないじゃん!)」という格言ではないですが、こんな楽しいことができるんだなーと感じている最中です。

 

皆さんと共に、leap!ができるといいな。ここからしっかり準備をしていきましょう(詳しくは月イチ勉強会「夏至の回」を観てね)!

 

私は、秩父テクテク歩きを再開。2回目の巡礼の旅は2倍楽しい!

こちらの話はまたいつか。