心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

風を起こそう!まず刺激、それから議論。その上で方向性を何となく。

春分図のチャートから行った予想がなるほどこうなるのかと、毎日答え合わせをしながら政治、経済の動向を観察している。

外交問題安保理の議論等の大枠は予測できたとして、なるほど、夏至のチャートに示されている「憲法改正へ向けた活発な議論」という示唆を考えたとき、このようにして種がまかれるのかと、昨日の安倍首相のメッセージを読んで改めて学ばせてもらったりしている。

星と人、社会、時代は照応している。

占星術を勉強してよかったと思えるバートのひとつが、この季節図と社会情勢のシンクロニシティだ。

時代とともに生きてきた占星術の素晴らしさを実感できる瞬間だ。

それにより、マクロ(社会)で起こっていることをミクロ(個人)に落とすという発想、それを占星術の構造に落とし込むことができたらなお面白い。

例えば、双子座火星期のアクションとして、「①環境や人から知的刺激を受け、②認知(私のもの見かた、考え方)という個性を確立し、③自ら知的表明をする」ということになるが、その背景には、トランプ大統領の双子座太陽、そして火星強調のチャートを見てみるとわかるとおり、つまりは「風」を起こしたいという欲求、つまり他者=環境の知性を刺激したいという欲求がモチベーションになっているということが考えられるかもしれない。

議論を生むためには、まず刺激。

とにかく、まずは刺激してみないと何も始まらない。

双子座は柔軟サインである。

柔軟サインは、環境をよりよくするための知性(双子座)なり、技術(乙女座)なり、情熱(射手座)なり、想い(魚座)なりを育むためにある。

すべての柔軟サインには「ここよりもっと素晴らしい○○」という期待があり、夢があり、だからアイデア、創意工夫、改善、提案、チャレンジ、ビジョンなどという象徴が当てはめられている。

なので、一応、双子座火星は今よりもっと環境を良くするために果敢に周囲を刺激しようとするわけである。

ナラティブセラピーの考え方に、「カウンセラーは自分の意見を言っていい」という考え方あって、私はこの考え方がとても気に入って講座中もよく話題にするのだけれど、つまり傾聴するだけでは自分がどうしたらいいのかわからなくなっているクライアントからよい会話を引き出すことができない時に、カウンセラー自身が自分の考えを述べると、クライアントがそれに刺激され反応して、自分の考えを表明できるようになるということだ。

「私は憲法9条改正には賛成なのです。2項とどんな感じで折り合いをつけるのかは議論の余地がありますが、自衛隊に対し明確な位置づけをするというのは、国の立場の表明として大事なことです」

「…いやいや、私は憲法改正なんてとんでもないと思っています。これからの子供たちにどのような負担をかけることになるのかと心配でなりません…。平和憲法こそ、日本のアイデンティティだと思います」

という感じ。

火星は違和感に対してNOというわけだから、違うと感じたものの中に自分の個性を見つけ出すにはもってこいのはずなので、双子座火星の時期に様々な考え方に触れ、違和感を精査し、自分の認知を知る作業をしっかりやっておくといいかもしれない。

そして感情論を抜きに、さわやかに素直に自分の考えを表明することで、他者の考えを大いに刺激し、現場での議論が活発に促進することになる。

風向きなんて、いつだって簡単に変わるものだ。

この前、ある勉強会で水エレメントが強調されている人が、「双子座の人は意見がころころ変わって付き合いづらい」といっていたけれど(例のあの話ね)、まあ、風なんてそんなものです。

定めてしまっては風ではない。

むしろ、揺れながら、たゆたいながら、人それぞれの中にある知的美点を拾いながら、それを知性として育てていく。

つまりは、ひとつの人間愛の形として、考え方を刺激し合えればいい。

それが風エレメント双子座火星期のアクションの一つとなるといいなという期待がある。

土曜日、べんてんさんのサンキャッチャーWSの後、第1回火星首脳会議を予定しています。

大いに刺激し合い、大いに議論できたらいいなあ。

双子座期なので必ずこのやり方で!とかいう頑なさは抜きに、お互いの良いところを引き出し合うようなそんな議論がしたいですね。

あ!

星プロジェクトチームは、私以外、みんな火星が風エレメントだ!

なんと!

皆さんからの風の刺激によって、このプロジェクトが成立していたのですねー

ありがたいです。