心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

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水瓶座土星を考察してみる グレートコンジャンクション・アメリカ編

牡牛座イングレスとともにアメリカ大統領選が動いた。

午前中、つびーとの打ち合わせ中、去年の12/22に行った勉強会でのアメリカのグレートコンジャンクションのイングレスチャートについて話題に上がった。

 

アメリカは、やはり10ハウスが鍵になるねー

 

そのときは急ぎ足での説明になってしまったが、日本、アメリカ、イギリス、中国のグレートコンジャンクションのイングレスチャートが、それぞれなかなか面白い配置が見られたので、ざっと読んでみた。

 

アメリカのチャートはこんな感じ。

 

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そのとき、こんな話をしたのを覚えています。

 

アメリカはいまだに誰が大統領なんだかよくわかんないままだけど、グレートコンジャンクションが10ハウスにいるっていうことなので、リーダーの在り方しかり、人種問題や中国外交問題もしかり、アメリカ社会というものの在り方、"be"の部分が大きく変わっていく予感がある。

アメリカの様々なチャート見ても、どれも結構今厳しい表示が出ていて、本当に変わっていくことを要求されていることがわかる。

超大国の終わり」というのが2030年以降に起こると言われてが、古き良きアメリカの面影を失ったように見える。

大統領ですらバチッと決まらず、ぐずぐずやっているアメリカを見ていると、「強いアメリカ」という感じが失われ、自信も失われたように見える。

10ハウスでグレートコンジャンクションが起こるアメリカは、果たしてこれからどうなっていくか…

 

グレートコンジャンクションがどうなっていくのか、実際は、次の200年の年月をかけて見えてくるものかもしれないが、今回のアメリカの騒動を見るにつけ、少なくとも水瓶座土星の初期の体験は、非常に痛みを伴うものだということが大いにわかる。

その話も、12/22の勉強会のときにお話ししましたね。

 

では、水瓶座土星には、どのような痛みや試練があるのだろう。

それを考える前に、まず水瓶座について考えてみたい。

 

水瓶座(太陽サインの水瓶座はとりわけ)は占星術の本に書いてあるような、または今、「風の時代」と言われているような、そんな軽やかさや新しさを持ち合わせてはいないと考えてもらえるといい。

 

むしろ、最後の不動サインらしく、おそらくもっとも変わることを嫌うサイン、究極の頑固者である。

不器用ながらも、ここまで少しずつ少しずつ自分の習慣を積み重ねてきたのに、何が悲しくて変える必要があるんだ?

 

私の父は水瓶座生まれだが、私の知っている限り、何十年もの間、同じ時間に起き、同じ朝ごはんを食べ(ジャムトーストとレモンティー)、同じ時間に就寝していた。

私の知り合いの水瓶座男子×2名は、ともに習慣を乱されるとパニックになる傾向があり、なかなかややこしい。

という私も例外ではないけれど。

 

また、水瓶座は必要以上に古いものに愛着を持っている。

同じ音楽をバカの一つ覚えのように繰り返し聞き続け、シュメール文明のような古い文化に傾倒し、古いものにこそ価値があると本気で信じている。

人でもものでも自分から手放すことは、できるかぎりしない。

水瓶座は、実際、非常に懐古主義的な傾向を持っている。

 

ということは、つまり水瓶座の痛みや試練とは、否応なしにやってくる変化を前に必死に抵抗しつつ、新しい価値を受け入れざるを得ないということ、古き良き時代が永遠に続くことを願いつつ、ジャマイカ出身のアフリカ系の父とインド出身の母を持つ女性が次期副大統領候補となることをどうしても受け入れられず、最後の最後まで大騒ぎすること。

それが、今、アメリカが対峙している10ハウス・水瓶座土星の痛みということなのだろう。

アメリカがアメリカらしく輝いていた時代を懐かしみ…

 

では、日本はというと…

 

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グレートコンジャンクションは、3ハウスに入室しています。

勉強会では、「コミュニケーションスキルの問題」、そして「失敗を恐れることなく、アイデアや言葉を表現することへの問題」が大きいのではないかという話をさせてもらった。

 

最近、村上春樹もインタビューでこんなことを言っていた。

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今の多くの日本の政治家はどう見ても、自分の言葉で語ることが下手。

今の総理大臣だって、紙に書いたことを読んでいるだけではないでしょうか。

元々日本人には周囲を見ながら話をして、全体から外れるようだとたたかれてしまう面があった。

こういう中でどう発言や表現をするのか。

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自分の頭で考え、自分の言葉で語る。

古き良きスタイルを手放し、痛みとどう対峙するのか。

今後、これらのイングレスチャートをしみじみ読み進めてみたい。

 

水瓶座がいよいよ変わることを決断するためには、一体、何が必要になるのだろうか。

嫌がるものを強引に進めても、あまりいい変化を迎えることはできない。

変化に必要なものとは…

それは、1/12(火)の火星ワークショップ出のお楽しみに。

 

こちらの動画は、2020年12月22日の勉強会をチラ見せ。

9分間の動画になりますが、アメリカに続き、イギリス、中国のことも話しています。

よかったら、観てみてね。

 

 

明日からの週末は、職業占星術パーフェクトマスター講座、心理占星術実践読み講座と、新しい講座が目白押し!

私もとってもワクワクしています。

参加者の皆さま、占星術のあれこれ、たくさん学んでください!

では!

 

nico