このブログに何度登場させたかわかりませんが、毎度おなじみの河合隼雄氏の言葉。
個人が受けた傷は、まったく個人的なものでありながら、それは同時代を生きる人々に共通であることがわかる。
個人のそれぞれの傷は、文化の傷、社会の傷、現代の傷とつながっている。ある個人が、なぜ自分はこのような不幸や苦しみにあうのだろうと嘆いていたり、不可解に思ったりしている時、それは文化や時代の傷を引き受けているのだ。
この言葉を受けて、明日の月イチ勉強会の冬至図読みは、2022年の締めくくりとして自分自身の実感を通して感じられるトランジット図というのを考えてみたいと思います。
自分が内的宇宙ー外的宇宙とつながっているという実感を多少でも持てない限り、トランジット図というのは読めないのではないか。
または社会で起きていることが自分にとって無関係ではないこと、自分が被害者にも加害者にもなり得ること、その中で揺れながら選択を続けていること、そういった「文化の傷、社会の傷、現代の傷と」自分自身が切り離すことができないというか、地続きでつながっているという意識を持つことが、トランジット図を読むうえで大事な感性になるのではないか、心理占星術をやっているとそのように思うことが多々あります。
明日の勉強会では、いつものように、ただ私が一方的に「冬至図大予想!」をやるのではなく、みなさんそれぞれに考える機会を持ちながら四季図を読めたらいいなーと思っています。
参加者の皆さま、そんな心づもりで参加していただけるとうれしいです。
後半は、恒例の月読み――どこから来て、どこへ向かうのか、月の成長プロセスを言語化する――をやります。
少しずつ、月の理解が深まってきましたね。
おかげさまで私も現場での月の表現の幅が広がったように感じます。
月の疎外感を満たすのは難しい。
なぜなら、満たされるということ自体が幻想だから。
明日は、この定義から再度考えてみたいと思います。
そうか、明日は活動サインの月の成長プロセスでしたね。
私の講座では、このモダリティの考え方がもっとも重要になりますが、昨日、心理タロットマスターへの道研究会でもモダリティの構造の考え方、さまざまな分析で登場しましたね。
その辺もみんなで言語化できるといいですね。
明日はライブ参加の方も多いようです。
2022年の締めくくり、自分の立ち位置の確認、未来へと続くための「今」を考えること、その辺をぜひ一緒に考えていきましょう!
【勉強会】冬至図リーディング、月の成長物語その5~活動宮の月
日 時: 12/20(火)10:00~12:00
参加費: 3,300円
ライブ受講、録画受講をお選びください。