心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

日々想うこと

昔、ブログで「悪徳のススメ」というのを書いた時、生徒さんから「12ハウスの冥王星は秘密を共有することに対する欲望ではないか」というコメントをもらった。

私は、その鋭い洞察にハッとしたことがった。

心理占星術的アプローチで考えた場合、冥王星心理的抑圧、投影などの防衛が働きやすいポイントだ。

そして無意識に自己の欲望を抑え、環境の求める役割を務めることになる。

12ハウス入室の冥王星は、そういった意味で無意識に秘密を持つことで力を持ちたい(=冥王星)という欲求を持つのではないかというのが生徒さんの洞察だ。

私も12ハウスに冥王星を持っているので、彼女の洞察に大いに納得がいった。

だから私は、この仕事に就いたのだろう。

このように日々クライアントや生徒さんから、私だけでは導けない象徴解釈を教えてもらっている。

また、人生哲学のようなものも学ばせてもらう。

今日もそんな一日だった。

講座やブログでは、「理想主義」だとか「防衛」だとか、ただ表面的に言葉を伝えるだけになることが多いが、実際の現場では、言葉では尽くせないほどの発見や教えがある。

何十年もかけて作り上げた人生観に対し、一体、どのくらい心理占星術は踏む込んでいけばよいのだろうか。

注意深く話を聴きながら、そんなことを毎日考える。

どんな人でも、やはり人は素晴らしい自助能力を持っている。

そこをうまく引き出すことができればいい。

そう願うばかりだ。

私に12ハウス冥王星の洞察を伝えてくれた生徒さんは、今、自分の夢をつかむために勉強に励んでいる。

他の生徒さんも講座の度に、未来への希望を語ってくれる。

それに励まされながら、私もよい講座を目指す。

今日の講座では、グリーンスムージーの話を聞かせてくれた。

借りた本を読みながら、頑張って続けてみます。