心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

ティルセミナー第2日目――MCを太陽に見立て、全体に光を当てる

どしゃぶりのなか始まった2日目。

ティルメソッドの中で最も有名で、最も難しいと言われる職業占星術の講義が行われた。

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初めてこの手順に触れた人は、少し苦戦したかもしれない。

レクチャー終了後も、質問が相次いでいた。

「練習あるのみ」とティルは言っていたが、手順の意味をしっかり理解していないと、それすら難しく感じられる。

それが、Vocationsだ。

ミッドヘブン拡張法――分析の手引き

1.MCサインに注目 チャンネル特定はその支配性から始める

2.支配性のディスポジターを追いかけ、他の天体との関連を把握する。アスペクトではなく、天体同士のコンタクトが重要

3.10ハウス内の天体、MCにアスペクトする天体

4.MCやその支配性に関わるミューチュアルレセプション

5.特定のハウスに焦点を当てるステリウム

6.オリエンタル天体とそれが支配するハウス

7.ノーアスペクト天体とそれが支配するハウス

8.牡羊座ポイントにある天体

9.月の入っているハウス、月のサインは特に重要

上記を分析した上で、繰り返し強調されているハウスを特定する

MCがどの方向に向かっているか。

MCを太陽見立てて、光の指し示す方向を考える。

これが、ティルのミッドヘブン拡張法である。

講義中、ティルが繰り返し言っていたのは、「アスペクトは忘れて、天体同士のコンタクトを考えるのだ」ということだ。

自分の能力を最大限生かすのに、アスペクトなんて構ってなんていられない。

それがどんなアスペクトであっても、天体同士が協力し合って、MCの道筋を作らなくてはならない。

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みんな真剣に聞いているので、教えるほうも、つい熱が入ってしまうね。

アメリカと日本では、職業意識というのはやはり違う。

けれど根本的に違うのは、「自分の人生は自分の手でクリエイトしていくものだ」という太陽の力の感覚であろう。

だから、ティルはMCを太陽に見立てたのだ。

日本で行っているコンサルテーションの印象として、「日本の女性は抑圧されている」と言っていた。

「どんなこともやらないことの言い訳にならない。決断すれば道は開けていくものだ」という、時に厳しい言葉もあったが、自己実現=太陽の力を手にするということは、個人に自信と喜びを与えてくれるものであることは間違いない。

ということで、明日、最終日も引き続き職業占星術です。

天気のほうが気になりますが、参加者のみなさん、是非この手順を身につけていってください。

私は後ろのほうに座っていますので、セミナー中の聞き逃しちゃったこと等がありましたら、気軽に質問してくださいね。