正月に父がうちに遊びに来たとき、キッチンに貼ってある私が創作した「太陽系」という詩を読んで、「なかなかいいな。気に入った」と言ってくれた。
最近、オイリュトミー(※ルドルフ・シュタイナーが考案した身体芸術)のワークでも「太陽系」の詩を取り上げてくれていて、先生の朗誦とともに、みんなで言葉を身体で表現する練習をしている。
その詩は、一度、このブログでも取り上げたことがあるね。
今日のオイリュトミーのワークでは、水星、金星、火星までを踊ってみたのだけど、自分でいうのもなんだけど、これがなかなかいい。
言葉を身体に取り込み、動きとともに言葉を解き放つ。
この繰り返しの中で、まさに自分の中に太陽系が生まれる感覚になる。
金星は母音のAに対応し、内的世界の起源を示す。
動きは、左手を後ろに伸ばし腎臓をなでるようなしぐさをし、右手は何かを差し出すようにしぐさで前に優しく伸ばす。
火星は母音のEに対応し、内的世界の拮抗を示す。
動きは、猫のように両の手の指を曲げ、前に突き出し、振りかぶる姿勢をとる。
水星は母音のIに対応し、内的世界の確立(I=私)を示す。
動きは、右手を高く掲げ、プロペラのようにぐるぐると回し、空気を動かす姿勢をとる。
私の講座でもおなじみだが、水星、金星、火星は内太陽系と呼ばれる地球型惑星であり、占星術では、これらの惑星を自分の中に育て、しっかり実感することにより、「自分らしさ」の完成に近づくことができると考える。
構造でいうと、
1=牡羊座=火星
2=牡牛座=金星
3=双子座=水星
ということになる。
火星サイクル手帳では、「火星12サインの旅」というページに説明があるが、1st Stage(牡羊座・牡牛座・双子座)の段階で内太陽系の意識を育てることで、自分だけの真実に目覚め、この先の旅の道のりの中で迷いが少なくなるのだ。
太陽系の詩は、こういうふうに始まる。
水星は、私の内と外とをつなぎ、新鮮な風を行き渡らせ
金星は、私に備わった、命の恵みをいつくしむ
火星は、私の欲望を駆り立て、全身に血潮をめぐらせ…
さて、双子座期が終わるころ、5/15までに、自分の中の真実(自分らしい直感を得て、自分自身の価値に気づき、自分らしい判断基準が育つ)に目覚めることができているでしょうか。
明日から、火星は牡羊座6度~10度のタームに入ります。
最初の陰のステージということですね。
どんな気づきがあったのか、丁寧に自分の内面を観察してみてください。