火星ワークショップ終了。
みんなが帰った後の静かな部屋で、自分なりにその日のワークショップの内容を反芻するのが決まりになっている。
これだけ長く、毎日飽きずに占星術の講座や勉強会、ワークショップをやっていても、毎回新しい発見があるのがオモシロイ。
なるほどねー、ホロスコープって、タロットって本当によくできているなあと、それらが持つ構造の美しさや体系の饒舌さに、そうか、そうかと納得させられている。
火星サイクルを共通認識として利用するという新しい試みにチャレンジしていると、よりそういったワクワクに出会う確率が上がる。
新しいチャレンジは、もちろん楽しいばかりではない。
苦労も多い、失敗もある、けれど「試す」ということは、理解への一番の近道でもある。
ということで、さらに一歩、火星サイクルの面白さに近づいた今日の2019年獅子座火星WS。
参加者の皆さん、おつかれさまでした!
おなじみの方たち、新しい人たち(なんと!大阪から上京してきたSちゃんが参加!よく来てくれましたねー)と、12サインの成長のプロセスの中でも特に重要な蟹座から獅子座への移行のテーマについて話を進めていきました。
陽サインの火星時は、前向きな動きを作るとき。
世界に侵略して、「私」の勇気、「私」の力試しを行っていく。
その反対に陰サインの火星時は、自分の内側を整えたり、後ろ向きな解決を行っていく。
陰サインの極みである蟹座の時期は、特に後ろ向きの解決に集中すべき時あった。
前回のブログでも書いた、心や身体のちょっとした違和感――ざわつき、虫の知らせ、気乗りがしない、なんか落ち着かない――に意識を向けることで、自分の中の不純物を取り除くことに取り組んでいくこと。
「ここは私の居場所ではない」
「この人との関係は、私を安心させるものではない」
「この仕事は、私らしさを奪うものである」
「このままでは、私の身体を心地よく維持することができない」
このように蟹座火星は自分の安心を守るため、重い腰を上げ、行動を起こさなければならないときであった。
火星は勇気。
ということは、蟹座火星は「心の違和感を排除する勇気」を持つことが大事だということだ。
この違和感を残したままだと、獅子座火星では純粋な炎を燃やすことができない。
湿気って火がつかないか、たとえ火がついたとしても不純物の多い炎は見通しを悪くする。
では、未解決な問題を抱えたまま獅子座期へと移行した場合、火星をどのように使えばいいのだろうか。
そんなテーマを獅子座火星イングレスチャートから解説してみたり。
火星は12ハウスにいます。
獅子座火星なのに12ハウスとは、何やら努力が必要そうなにおいがしますね。
「Ⅻ 吊られた男」のカードを、未解決な問題に対する対策として説明しててみたり。
5番目のサインである獅子座の先には、調和的完全数「6」の乙女座が待っています。
それはどのようなことを意味するのか、未来の調和的豊かさのために、どのような努力を行えばいいのか。
そんな獅子座期の過ごし方の話をたくさんさせていただきました。
蟹座期、後ろ向きの解決に時間やエネルギーを費やしていた私も、昨日のワークショップでかなりやる気が戻ってきたりして。
自己存在をしっかり確立するには、勇気と、そして世界に侵略していく覚悟を持たなければならない。
火星は、攻撃的であるといわれることもあるが、それは当たり前だ。
世界は、誰も自分の存在に責任を持ってくれることはないし、誰も存在を気にかけてくれるわけでもない。
だから、自分から侵略していくしかない。
そうでないと、誰がその存在を守ってくれるのだろうか。
獅子座は陽サインなので、自己存在のための勇気と力試しを鍛える時期になる。
皆さんが、それぞれに今できる力を利用して、どのように世界に侵略していくことができたのか。
次回の乙女座火星期でその体験をシェアしていただけたらうれしいです。
そうそう。
今回もたくさんのシェアをしていただいたのですが、みねんこさんが改めて「火星サイクルごとのシェア、やっぱり大事!自分のモヤモヤを言語化することで、自分のことが確認できるから」と言っていましたが、本当にそうですね。
ナラティブセラピーでは、「聞き届けられる人がいることで、自己像の今をよりクリアに認識し、あるべき姿を目指すことができる」と考えるわけですが、それこそ勇気を持って発言することで、魚座的無意識から牡羊座的個人意識へと切り替えができるということです。
皆さんも時々は、私でも身近な人にでも、ちゃんと聞き届けてくれる人に向けて、しっかり自分を語ってみることができるといいですね。
きっと、今の自分の抱えている問題、進むべき道がわかるかもしれません。
でも、何事も勇気です。
そして、今回は火星プロジェクトチームであるみねんこさんのサポートにつくづく感謝。
参加者の方の声を丁寧に拾ってくれたり、違う角度から解釈を広げてくれたり。
いい感じで進んでいる火星サイクルプロジェクト。
皆さんの獅子座期を応援しています!
では、乙女座火星ワークショップでお会いしましょう!