心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

水星 日面通過 「私=アポロン=太陽」なりの竪琴を発明する

一週間ほど前、つびーから「来週、水星の日面通過ですよ。nicoさん的に何かそれについてのコメントはないですか?」と声をかけられた。

つびーが私のワークショップに初めて足を運んでくれたのが2012年6月5日(7年前!)、あるサロンで金星の日面通過について話をしたときだった。

「これからは女性の時代、そして金星の時代がやってきますよー」といったような内容だったと思うが、つびーはそのときのワクワクを覚えていてくれて、今回の水星についても声をかけてくれたというわけだ。

水星がどれだけ大事なのか、私の講座ではくどくど説明を受けることになる――大人になってからは、特に水星を環境に合わせて常々鍛えなおすことはとても重要だとか――のだけど、太陽系においても、水星の軌道はなかなか面白い。

水星は太陽に一番近い軌道を回っているようにみえるが、実際、地球にとっても、金星や火星にとっても、最も近い軌道を一番長く旋回しているのが水星である。

水星の元型とされるギリシャ神話のヘルメス神においても、神々の伝令使、雄弁の神と言われ、アイデアと策略に富み、プロメテウス(水瓶座的)と並んでギリシア神話トリックスター的存在であり、アポロンの竪琴の発明者とされている。

こういった象徴を占星術的に解釈すると、たとえば神々の伝令使=あらゆる天体の意思や欲求を伝えるためには、水星の橋渡しが必要であると考えることができるだろうし、アポロン=太陽=「自己存在」も竪琴=水星があってこそ、アポロンの代名詞である美しい音楽を奏でられるということになる。

また、2019年の四季図は、どの季節のチャートを読んでも「何はなくとも水星力を鍛えねば!」ということがうかがえるし、日面通過もあるし、そして何より山羊座木星イングレスチャートも水星力が鍵になる配置になっている。

皆さんは、自分なりの竪琴を発明できているだろうか。

ということで水星。

今回の名古屋、大阪の講座&火星ワークショップ、皆さんの水星力を存分に発揮してもらえた時間になったのではないかしら。

どの時間も本当に楽しかった!

名古屋のワークショップも大阪のワークショップも、いろいろな人たちのヘルメス的火の発見があり、大いにやる気を刺激してもらうことができました!

Desktop125.jpg

でも、アポロンの竪琴、火の発見、プロメテウス的トリックスターときたら、そりゃあ勇気が必要になるに決まっている。

水星をやるには、だからトリックスターになる覚悟がなければなかなかできないということです。

それでもうまくいけば、アポロンの竪琴として美しい音楽を奏でることもできるかもしれない。

自己存在をかけて、とにかく勇気を出して水星をやってみるしかないということです。

火星ワークショップ、水星力を鍛えるための星読みライティング勉強会、ホラリー&コンサルテーションチャート講座でのレポート提出、皆さんの水星力にたくさん触れることができた週末でした。

風の時代に向けて、これからもっともっと「アポロンの竪琴」としての「トリックスターとしての」水星が重要になります。

これからも皆さんの水星に対し、私なりに刺激を与えていこうと思っています。

懐かしい人にも会えました。

新しい人の頑張りにも触れました。

山本太郎山羊座のいとこ”ちえ”の話も散々することができました。

本当に楽しい時間を過ごすことができました。

ということで、名古屋、大阪の皆さん、怒涛の週末、おつかれさまでした!

来月もどうぞよろしくお願いします!