心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

【時期読み占星術】生きた象徴とは何ぞや 個人に起こることは、何らかの社会での出来事につながっているという「今まさに同じ時間を生きている」と実感 当たる当たらないを超えて、積極的に象徴の意味を更新していこう!

週末は、時期読み三昧。
Uさんから、こんなメッセージが。
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nicoさんよくおっしゃる河合隼雄先生の「社会の痛みは個人の痛み」とも通じることですが、同じように世の中に起こっていることと星の動きは(こじつけかもしれないけど)何かしら通じることがあり、逆もしかりで、個人に起こることは、何らかの社会での出来事につながっているという、「今まさに同じ時間を生きている」と実感し、腑に落ちたことです。

腑に落ちるとは、点と点であったことが線で結ばれると言い換えられるかもしれません。さらに点と線が多角的に線で通じると構造になってゆきます。

 

時期読みの講座の最初は、まったくついていけず、空をつかむような状態でしたが、天体、アスペクト、サインなどの理解がやっと点となり、組み合わるとことによってだんだんその豊かな世界が見えてきました。

私にはまだその豊かな世界の全容はわかりませんが、ちらりと見えただけでもビビットで新しい発見のある世界でした。

 

今基礎から、実践、職業占星術タロットとnicoさんのところで学んできましたが、時期読みが一番面白いのでは?と思い始めています。

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ステキなメッセージですね。
今回、時期読み講座1期生の皆さんから、「時期読み占星術講座を受講して これから学ぶ人たちへのメッセージ」をいただいているので、これから随時紹介していこうと思います。
 
4/6(土)の時期読み占星術講座は、ベテランさんたちと共に時期読みの精度を上げていきました。
課題は
春分図を自分の言葉で読んでみよう!
●モニター鑑定でクライアントの「時間感覚」をつかもう
 
春分図読みは、それぞれが読んでくれた時事的テーマをさらに深堀りして読み進めていきます。
深堀りの要素として、
●ピックアップしてくれた時事的なテーマから何を伝えたいのか
●そのテーマはどこから来てどこへ向かうのか
●そのテーマは、チャートのどの象徴から来ているのか
●その根拠は何か
●それを国の、企業の、個人の中に落とし込んだとき、どのような言い換えができるか
 
そんなようにぐいぐいと推し進めて象徴の理解を深めていきます。
Uさんは続けて書いてくれています。
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nicoさんとの問答は苦しいけど楽しい言語化ゲームです。

言いたいことが伝わらないもどかしさもありますが、ちょっとでも伝わったり、話すことで整理することができたりすることで新しい発見があり、自分の輪郭がクリアになり、毎回成長を感じることができます。

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私も同じ気持ちです。
分かった気になることはできる。でも、本当に同じものを共有できているのだろうか。光の当て方をちょっとでも変えたら、まるで別の意味になってしまう象徴という曖昧なものを、どうしたら共有できるのだろう。
いつもそんなことを考えながら、ちょっとずつ深めていく、そんな感じです。
 
今回も大学無償化制度からジェンダー問題、卵子凍結保存や夫婦別姓など、様々なテーマを取り上げてくれました。
次の日4/7(日)のスタートしたばかりの時期読み占星術講座でも少子化問題を取り上げてくれた方がいたのですが、これはもう少し掘り下げられそうだと思っているので、今月の月イチ勉強会で取り上げてみようかな。
 
3月末に開催した月イチ勉強会「春分図読み」、もう少しこう読めたかもなという反省もあり、次の月イチ勉強会ではその振り返りと検証をしたいと思っています。
読みっぱなしにするのではなく、しっかりと検証し、そして修正できるところは修正していきたいという気持ちでいます。
4/6(土)の講座では、月ー冥王星が物語の中心になることが多かったので、そこをもう一段階深めてみましょう。
 
日曜日の時期読み占星術講座の第1回目の課題は以下。
木星ってなんだ?トランジット木星ってなんだ?牡牛座木星ってなんだ?
土星ってなんだ?トランジット土星ってなんだ?魚座土星ってなんだ?
天王星ってなんだ?トランジット天王星ってなんだ?牡牛座天王星ってなんだ?
 
今回は、まずそもそも「トランジット」ってなんだ?からはじまり、天体のサイクルの仕組み、構造から考えることで天体をより具体的に利用できる、そのようなテクニカルな話をしていきました。
 
その後、社会保障制度関連、テック関連などのチャートを読みながら、天王星海王星が時代の空気を掴み、それを制度やビジネスへと発展していく様子を観察しました。
私のお気に入りのチャートは、「AA創立記念日」と「べてるの家」の設立チャート。当事者研究とはどのような意味があるのか、それを考えるのは、今、とても意味がある気がしています。
五日、この辺も丁寧に読んでみましょう。
 
ということで、この2日間でボリューム満点のレポートを読ませていただきました。
4/7にもお伝えしたのですが、私の中では、レポートは良し悪しではなく「価値の交換」という意識で読ませてもらっています。特に時期読みは、時事的なテーマを拾う際、その人の価値観で切り取られるものなので、私の見逃しているニュースが他の誰かにとっては価値があったりする、そういった意味で、レポートはお互いの価値の交換になるということです。
だから、それぞれの価値を共有し合うことが大事だと思っています。
こわがらず、ぜひ自分の価値を交換してくれれば、必ず誰かの価値も受け取れるはずです。
 

 
また来月も楽しく時期読みやりましょう!