心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

【火星逆行】自分じゃないものをそぎ落とし、自分であるものを育てる

皆さん、お元気ですか?

火星逆行期の実感はできていますか?

 

気持ちが内向きになっている。

あまり外に意識が向かない。

そんな声も届いています。

 

牡羊座火星逆行は、魚座的なものへ引き戻される誘惑が強いですね。

記憶、悲しみ、イメージ、痛みのない世界への逃避…

または、タロットカード「星」の忘れられていた夢や理想に再び出会うこと。

これも動き出す前のエネルギーチャージ、自分のペースで自分らしく歩み始めるための充電期間でもあります。

自分の海底をさらいながら、放置されていた自分のあるべき姿を思い出し、それを拾い上げるわけです。

 

今日、英里佳ちゃんからメッセージが届きました。

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ここ数日、いよいよ、世間がどーのこーのじゃなく、ホントに自分がやりたいことって何だ?!って、問う気持ちが高まってます。

 

最初、夫の祖父が亡くなって、日々の仕事とか、とっ散らかったので、スケジュールに空白を作って調整を図った。

そこに、今度は自分の祖母が亡くなって、ぽかっと穴が空いた。

世間がどうとか、お金がどうとか、そういうのじゃなくて。

新しく穴を埋めて、自分の人生をよりよく生きるために、真摯に取り組んでいきたいことってなんだろ。

ありきたりの社会のかくあるべきみたいな妄想からは一旦距離を置いて、真摯に本心を問おう、みたいな心境になってます。

 

まだ答えを持ち合わせてないですが、火星逆行期のあいだくらいは、じっくり見つめ直していこうかなと。

今回の職業占星術動画や、18日勉強会など、いろんなことがヒントになりそうな予感がしてます。

またよろしくお願いします!

 

私のメッセージ、好きに使ってください!生き様を見せて、自己存在を表明していってなんぼかなと思うので。

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先日の職業占星術パーフェクトマスター講座では、どういうことか「自分の人生に誠実に、切実に向き合うというのはどういうことか」というのをじっくり考える機会になりました。

皆さんの気になる人というテーマで、「自分を活かしきった人」「自分を活かす努力をし続けている人」をレポートしてもらいました。

坂口恭平前田祐二、秋元里奈、taka、山本太郎、ヒロミ、伊能忠敬デール・カーネギー

 

彼らの分析を丁寧に行っていると、「自分を生きることへの切実な苦悩があり、それを昇華させるために人生がある」そう思えてならなかったりします。

 

1か月ほど前、心理占星術なんでもQ&Aに

 

「与えられたチャートを誰に教わるわけでもなく活かせる者がいる一方、術を知り得てもなお未来を創造的に繰り広げられない者が在ることをどのようにお考えですか? 捉え方、環境、くせ… こうしたものと闘い続けるのは中々に難儀と感じます」

 

という質問をいただきましたが、職業占星術でたくさんの人を見れば見るほど、むしろ自分自身と闘い続けながら「自分」というものをつくっていくこと、それが人生の基本であって、誰の人生も決して楽なものではないなと思うことばかり。

目の前の壁がなくなる日はこないし、その前で立ち尽くすか、引き返すか、それとも乗り越える努力をするかという振舞の選択しかなく、だからもう自分のペースでやるしかないと言わざるを得ないわけです。

 

そして、この今の時代に生きにくさといったら!

コロナにうつらないように、うつさないように遠慮がちに生きて、マスクして、ZOOMでミュートして、自分の存在を目立たないものにして、これではどんどん委縮するしかないではないか?

個人の時代といいながら、声の大きい人、力のある人、人を巻き込むのがうまい人たちがのさばり、個人はどんどん生きにくくなっている。

こんな時代に生きにくさを感じないわけがない。

それがこの2020火星サイクルのテーマにあげた、「生きることに真摯に向き合う時代」ということなのだろうか。

 

それだったらなおのこと、木星とか土星とか、社会とか世間とか、風の時代とかどうでもいいや、自分が生き残るための新しい生活様式を、息苦しく、圧倒される日々の中から、自分が生きるために虚無(0)から有(1)を形成していく、それを少しでも目指していこうと思う。

 

そのために、まずは誰かの同意を必要とせず、勇気を持って自分がよいと思える決断できる人になりたいと思う。

間違ってるよ、常識的じゃないよと言われたとしても、まずは自分の頭や体や心で判断してみようと思う。

そのあとのことは、またそのあと考えよう。

 

私は、占星術で届けるべき言葉を模索中。

やはり、できればその人に確実に届く言葉を見つけたい。

 

今、職業占星術プロジェクトチームから届くモニター鑑定の診断レポートを夜な夜な赤入れしているのですが、やはり、ホロスコープの持ち主本人の能動的な関与がないと、ホロスコープは動かないものだな、それをレポートだけでどう引き出せるだろうかと試行錯誤。

少し時間がかかるかもしれませんが、これからの時代を生きるための手引きになるような、そんなレポートをお届けする予定です。

 

ということで、火星順行まであと1か月。

自分じゃないものをそぎ落とし、自分であるものを育てていく、そんな大事な期間になります。

ぜひ、11/13までの火星逆行期間を大切に過ごしてください。

 

nico