心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

子供だってプライバシーが必要だし、いろいろ秘めたいこともある

子育て研究会おつかれさまでした!

 

あー楽しかった!

何が楽しいって、やっぱり、いろいろな人の意見や考え方に触れるのが楽しい。

アドラー早期回想ワークショップのときもそうだったけど、結局、最終的に「こころ」や「生き方」や「人生」に正解はないのだから、だから、いろいろな意見を出し合って、いろいろな答えを模索するのが一番勉強になる。

 

自分の思いもよらない意見が出たときに、へー!はー!なるほど!じゃあ、こんな考え方もイケるよね!というように、その作用反作用でいちばんいいところに着地できることもある。

現場でもそうやって人の話を聞くことが多い。

 

どうせ人生なんてやってみなければわからないのだし、ホロスコープ上の象徴には100人いれば100通りの解釈が可能なわけだし、研究会の中でお話ししましたが、むしろよくないのは、自分のわかる範囲しか正解だと思えない、その正解の導き方に問題があるというか、でも、うまくいけば、人は自分の考えとは違うものがやってきたときに、「私はそうじゃない!」という、それこそ強い反作用が働くので、一番よくないのは、どっちつかずの曖昧な回答を与えることで、よけい迷いの中にほったらかしにしてしまうこともある。

 

まあ、そんなふうにして毎回、考える力がつく研究会でありますが、今回も子供の不定愁訴をやりました。

 

子どもが病気なのかそうでないのか。

 

それをジャッジするのは私たちの役目ではないですが、その問題の周囲にある、何が原因だかわからないけれど、子供に「おなかが痛い」と言わせてしまうものを考えることは、心理占星術の得意分野かもしれないわけで、ホロスコープという、いちおう目に見える道具を使うことによって、

 

子供のwell-beingと子どもを取り巻く環境とのギャップ、

 

そこに修正のポイントがあるかもしれない、それを今回は見ていくことになりました。

 

水のエレメントの強い中間子の男の子を取り巻く状況は、

 

母親が学校の行事で忙しい、

小さい妹ができた、

上のお姉ちゃんにも手がかかる、

だから、きっとお兄ちゃんはさみしくて、もっとお母さんにかまってもらいたいし、もっと気にかけてほしいのではないか?

 

そんな意見がたくさんでました。

そこでこんな問題を提起してみました。

 

ほんとうに、そんなに子供ってかまわれたいのだろうか?

母親と気持ちをシェアしたり、活発にコミュニケーションを取らないと子どもってそんなにさみしさを抱え込むのだろうか。

 

それよりも、放っておかれたいと思ったりはすることはないだろうか。

上と下の女子に挟まれて、ときにうっとうしく感じ、自分のひとりの時間、空間を求めるために「おなか痛い」っていうこともあるのではないか?

むしり、親は子供の秘密やプライバシーをちゃんと守ることができているだろうか。

 

水エレメントとは、むしろそういうことを望むサインではないだろうか。

物理的な接触ではなく、ひとり創造をかきたて、空想の中に住まう、そんな時間が必要なサインなのではないか?

理解し合いたいというのは、子供ではなく、むしろ親のエゴなのではないだろうか。

 

今回の参加者の方から、こんな感想をいただきました。

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親の心子知らず、子の心親知らずとは言いますが、「お母さんフィルター」に気をつけなきゃいけないな、、と思いました。

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子供は親に話を聞いてほしい

お母さんに気にかけてほしい

という決めつけがいつのまにか、自分の中にできていたなと思いました。

子どもにだって、プライバシーはあることを忘れかけていました。

小学校4年生といえば、だんだん、お母さんから離れて、子供たちが自立していこうとする時期ですもんね。

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月蟹座一人になりたいという感覚、聞けば確かにそうだと思いますが、水星金星蠍座だったので、もっと深く関わってほしいし、自分もお母さんとベッタリしたいのかなと思っていました

新たな気づきと発見でした

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意思疎通がきちんとできていれば関係性はうまくいくと考えていたので、今回、ハッとしました。

その子の今の望みを置いてけぼりにしないよう、違う可能性も並べて考えてみることがまず大事だなぁと。

安全な隠れ家を好んだ月・蟹座の当時をすっかり忘れて大人の合理性で判断している自分に気が付きました。

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昨日のチャートのお子さんの、4Hの月や西のほうに強調があったり、というあたりは私も持っている象徴だったので、勝手に近しいものを感じながら拝見していました。

一人でのお留守番や、少し距離のある友人の家まで一人で出掛けていく道中が、とても心地よく感じられる子供時代でした。

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みなさんの積極的なリーディングやアイデア出し、本当にいい刺激になりました。

「ポップアップテント」というアイデアも飛び出しましたね。

 

人生にはいろいろな縛りはあるけれど、アイデアはもっと自由でいいはず。

 

思い込みからいったん離れて、チャートの可能性、成長の可能性を考えてみること。

そして何よりも、子供の心象風景に寄り添ってみること。

 

この二つを今後も研究課題として考えてみたいですね。

 

ということで、わかなさん、とりまとめ、企画、広報等、いつも力添えありがとうございます!

次回も子育て研究会どうぞよろしくお願いします!

 

そうそう、心理占星術学習サイトnicoPLANETに子育て研究会の過去の研究会記事が載っています。

勉強になります!という声をたくさんいただいているので、まだ読んでない方がいましたら、ぜひ目を通してみてください。

 

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