心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

心理タロットマスターへの道 カードの答えを「記述」で伝えるとは

第1回心理タロットマスターへの道の学科試験は、ひとまず今日の24:00が〆切になります。

続々と回答が寄せられています。

難しい課題だったと思いますが、果敢にチャレンジしていただいてうれしいです。

この後の審査結果をお待ちください。

 

今回、学科試験の回答を提出していただくにあたって、Tさんがこんなコメントを寄せてくれました。

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タロットは占星術に比べて絵柄があるせいか、占う側(私)の思い込みでより勝手なストーリーを捏造してしまいそうな感じがします。

特に今回のように相談者が目の前にいなくてやり取りができない場合はなおさらそのストーリーが暴走してしまいそうです。だからこそ他の人と一緒に学んだりカードの象徴について先入観なく正しく理解しておくことが大切だなと思いました。

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それを受けて、Oさんがこんなコメントを書いてくれました。

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相手とのやり取りなく読んでいくと、どんどん迷宮にはまってしまいますね。

心理の迷宮にはまって、いろんなことをぐるぐる考えて、何が何だかわからなくなってしまいました。

そういう意味でも、占星術の研究会もそうですが、一人でぐるぐるするよりも、いろんな人の意見が刺激になったり、気付きになるなあと実感しています。

おかげさまで、がっつりタロットに向き合う機会となりました。

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このようなコメントをいただいたあと、ふと「やっぱり、最初に筆記試験をやってよかったな」と思うに至りました。

なぜかというと、もちろん世の中には素晴らしいタロットカードの使い手がたくさんいると思うのですが、一方で、これだけカードが数字(奇数、偶数、素数)や絵柄(色、配置、校正)、スート(エレメント、モダリティ)といった情報を与えてくれるにもかかわらず、時にタロットの現場では、お客さんの反応を頼りに言葉が作られていくような、そんな曖昧さが残ってしまうこともあるように思うのです。

 

だから、もしかしたらタロットの学びこそ、書いて伝える練習が効果的なのではないか、「わかった気」から脱出するためにも、口述ではなく記述し伝えるという表現こそ力になるのではないか、皆さんから届いた回答を読みながら、そのようなことを考えていました。

 

それくらい、皆さんの回答は素晴らしいものばかりで、人の反応に頼らずに出たカードとひたすらに向き合いながら物語をつくっていく姿勢に、ようやく今回の企画は成功だったかもしれないなと思えました。

 

試験の合格の是非をお待ちいただくことになると思いますが、入廷第1回目の集まりでは、みなさんの回答を検証するというのをやりたいと思っていますので、そちらもお楽しみに。

 

今回の試験内容をチラ見せ。

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これはなかなか難しい!

ちなみに、【目指せ宮廷入り!心理タロットマスターへの道】とはこのようなステップになっています。 

今後、みなさんがどのような成長を見せてくれるのか楽しみですね。

 

〈宮廷外〉

心理タロット講座で習ったものの、リーディングに不安がある。

カードの意味もあやふや。

エレメント、数字の組み合わせ等は理解しているが、ストーリーにするのはまだ苦手。

普段からあまりタロットに触れる機会もなく、人にタロットを提供したこともなく、する自信もない。    

 

↓入廷!

 

〈ペイジ〉

心理タロット講座で習ったことをなんとか実践的に活用できるレベル。

カードの意味やスプレッドの展開法などは理解しているが、ストーリー立てて読むのは、まだ難しい。

家族や知り合い、イベント等で無料で技術を提供することが目標。

 

〈ナイト〉

心理タロット講座で習ったことを自信をもって実践的に活用できるレベル。

カードの展開によっては、読みにくさや不安を感じることもあるが、臨機応変に対応し、なんとかストーリーを立てて相手に提供することができる。

占い好き、タロットマニアのような人、自分の苦手なタイプの相手を前にすると緊張し力を発揮できないこともある。

お金をもらい、職業として安定して技術を提供することができることが目標。

 

〈クイーン〉

どんな場面でも技術を提供し、クライアントから満足感を引き出せる。

自分らしいリーディングができ、職業として充実したサービスを提供できるレベル。

カードを展開したとき、すぐにストーリーが頭に浮かび、着地まで不安なく言葉をつなぐことができる。

クライアントからの否定や横やりが入っても、相手にふりまわされることなく、また相手からの新しい情報をうまく取り入れ、より豊かなリーディングへと結びつけることができる。

読み方がマンネリ、ワンパターンになってしまって、リーディングに個性が出せないことが不安材料。

 

〈キング〉

タロットマスターとして、身に着いた技術を使っていつでもどこでも食べていけるレベル

求められたサービスを提供できるだけでなく、提供した技術にその人らしい個性が表現されている

 

いいシステムがつくれたら、いつか占星術のほうでもやりたいな。

皆さんが安心して現場で技術を使えるようになれたら本当にうれしい。