8/29（火）月イチ勉強会　モニターを招いてオープン現場検証会！ホラリー、コンサルテーションチャート、タロットを利用し、”ズレ”をつくり個人の構造と可能性を理解する

ここ数カ月こればっかり。だって、本当に面白いのだもの。

火星ワークショップでは、この”ズレ”の話、40分くらいさせてもらいました。その後の週末のクラスでも、ずっと”ズレ”の話。そろそろもういいかなと思っても、やっぱり”ズレ”の話ばかり。話せば話すほど、”ズレって限りなく大事”。

でも、”ズレ”をつくると本当に見えてくるものがある。

火星ワークショップの中でお話しした”ズレ”とは、想定された”決め顔”ではなく”隠し撮りされた”予想外の姿”のこと。

現場では、その”ズレ”をつくるのにホラリー＆コンサルテーションチャート、そしてタロットが大いに役に立つ。ネイタルチャートという”決め顔”をちょっとずらして、「あ、そんな私がいた」「あ、そんな欲求があった」そんな気づきを得てもらうのが現場の目標となる。

そのズレが生まれることによって、その人の”像”が３Dとして浮かび上がってくる。つまり、その人の姿が構造として立ち現れてくるのがわかる。

昨日の生き方働き方研究会での現場検証の際、ズレから見えてきた構造があまりにクリアで、つまり多様なチャート（ホラリーチャート、コンサルテーションチャート、タロットのスプレッド、本人のネイタルチャート、仕事相手のネイタルチャート）を使うことによって、その人の構造が何度も何度も、あまりにも繰り返し現れてきたことに心底驚いた。

もっとも学びになったのは、仕事相手のチャートだった。

実践読みのクラスで「関係性の力学」を学ぶが、関係性のチャートは合わせ鏡のように示されることが多々あり、個々人のチャートを分析する以上に多くのことを教えてくれるからだが、特に欲求の投影が顕著で、それは毎回驚かされるが、そうなのだ、つまり個人の”ズレ”をつくるのに、関係性のチャートも役に立つということだ。

この”ズレ”の元ネタは、私が最近とりわけ好んで学ばせてもらっている精神分析家の松元卓也さんの対談から得た着想だ。

明日の勉強会でこちらのお話をつかう予定なので、少し長いですが読んでみてね。

目で見る実際の鏡だと、基本的には自分の姿が映るわけですが、その姿は自分で思っている自分の姿と少しズレていますよね。同様に、診察室のなかで自分のことを言葉を使って語ると、それが鏡に映る――相手に受け取られる――わけです。すると、自分の言ったことと自分の思っていた自分とのあいだにちゃっとしたズレが生じてくる。そのなかで、「あ、自分ってこうなんだ」ということがわかる。そういう意味での鏡です。

話を聞いているちにパッと図式が出てくる。

(中略)

図式でわかった瞬間って、多分患者さんの側にもある程度つながっていて、なんで苦しいのかわからないという状態だった患者さんが図式化されて、それだけでも苦しみが少し減るということがあるでしょうね。

相手の言っていることを受け止めてなにかを返す、というプロセスのなかで、こっちに「わかった」という感覚が生じたときに、患者さんの側にもなにか「わかった」ということが生じるということが大事だな、ということです。

(中略)

僕はだいたい、患者さんから話をきいて、「そういうことか」とわかったら、「それがあるんだったら、こういうこともあるよね」という感じで返します。一つのことを聞いたら、それをちょっと横にズラして話す。

患者さんが「それは無くて」と言ったら、「ああ、むしろこっちですか」というふうにやっていく。そうすると患者さんが使っている一つ一つの言葉の広がりが見えてきます。患者さんの言っている言葉や苦しさを、ヨコに広げていくことによって全体像が見えてくる。それがわかるということですね。

こういった”ズレ”を実際のチャートを使用すれば、構造＝シンクロニシティとして視覚化（すでに図式化されている！）できるということを前提に私たちはこの技術を使用しているわけですが、そのユニークな効果をわかっていても、昨日の研究会のように、それを目の当たりにするといまだに新鮮な驚きを感じるということです。

そして最近は、タロットは”ズレ”をつくる、そしてその”ズレ”をクライアントさんと共有するのにかなり有効な手段なのではないかと、タロットマスタークラスの方たち、また土曜日の心理タロットのクラスの方たちと話しているところです。

ということで、明日の勉強会では、このズレをどうつくり、それを相手と共有し、相手を理解するツールとして、また相手が理解できるツールとして使用していくか、それを明日も引き続き学んでみたいと思っています。

☞お申込み、お問い合わせはこちらから

【心理占星術月イチ勉強会】

オープン検証会、モニターさんを招いてセッションを再現！チャート＆スプレッドの力を最大限引き出し、現場を組み立てる方法を考える

日時：7/18（火）10:00～12:00

参加費：受講生の方　3,300円一般の方　6,600円

※２時間を予定していますが、当日の進行により30～60分延長になる場合があります。

※受講生以外のはじめての方もご参加いただけます

参考：心理占星術月イチ勉強会

nicosmiclife.com

ちなみに、前回の勉強をチラ見せ。