時期読み研究会、第1回目おつかれさまでした!
いやー予想以上に面白かった!
今日は、参加者の3重円を使って「今の自分にふさわしい物語を語り直す」というのをやりましたが、皆さん、新しい物語を引き出すための適切な質問にやや苦戦しましたが、Dさん、Tさん、それぞれに内に秘めた欲求が引き出される様子が確認できましたね。
まだ語られていない物語を語ってもらうための「適切な質問」とはどういうものか。次回も3重円を余すところなく利用しながら練習を繰り返していきましょう。
ところで。
一つの職業を長くやっていると、「ああ、やっぱりここが面白いな」「なるほど、ここは素晴らしいな」というそのものの「長所」や「特異性」を再確認できる瞬間がある。
私は心理占星術というものを教えたり、利用したりして、ずいぶん長くなるが、いまだに「いいな」と思う瞬間を度々体験している。
ニーチェの言葉「事実なんてどこにもない、あるのは解釈だけ」ではないが、心理占星術をやっていていいなと思うものの一つに「象徴には正解がない」ということがある。そうなのだ、「あるのは解釈」だけなのだ。だから、そのチャートの表示と、チャートの持ち主の文脈に沿って解釈を重ねていくという、その「重ねていく」という作業が本当に面白く、豊かなものであるのだ。
その解釈を重ねる際、心理占星術では、自分の思い込みから解放されるためにホロスコープの構造=仕組みを利用していく。この構造=仕組みがどれだけ役に立つか!
一度、この方法を手にすることができれば、「ちょっと待てよ。今、こう考えたけど、構造的には、反対側のこういった視点も考慮に入れられるのではないか」「なるほど、このテーマはこっちとあっちを結びつければいいのか」といったように、多様で、自由な視点を手にすることができる。これは本当に素晴らしい体験だと思う。
つまり構造=仕組みとは、縛りではなく可能性なのだ。
また道具であり、道具は遊びでもある。
そんな自由さを手にする感覚こそ構造の面白さだと思う。数学でも音楽でも、例えば精神分でも同じことが言えるだろう。この辺の話は、昨日の時期読み研究会でも伝えさせてもらった。Uさんが「心理占星術を学んでから、とらわれやすい考えから離れやすくなった」と話してくれた。そうなのだ。構造に深く理解すればするほど、自分の考え方の偏りに気づくことできるのだ。
そして、その偏りに気づけば、つまり構造を深く理解し、自由に象徴を扱えば、必ず自身も解放される。
今後の時期読み研究会の中で、そのように個人を解放するようなリーディング、そして質問の力をつけていくような学びができるといいですし、また皆さんのご要望通り、イングレスチャートと月のサイクルが、個人の物語にどう影響しているのか、また社会的現象が個人の物語とどう結びつけるのか、あれこれと「解釈」を重ね、いくつもの道すじを考える時間にしてみたいと思っています。
どこかでナラティブセラピーと心理占星術のワークなどもやってみたいですね!
北海道のAさんからかわいい写真が届きました。
時々、このように皆さんから写真を送ってもらっています。こういうのとってもうれしい!皆さんも何気ない写真、日々の出来事、教えてください。