心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

占星術を学ぶ理由―「私」を表現する言葉を見つける

YouTubeでの基礎講座、実践読み講座、プロ養成講座が次々にスタートし、この1週間、心理占星術の在り方について考える機会がとても多くあった。

最近は、自分の持っている技術―――アロマ、フラワーエッセンス、ボディワーク、カラーセラピー等と組み合わせて、セラピーとして、クライアントさんにしっかり向き合う鑑定がしたい。

そういった理由で、心理占星術に真剣に向き合ってくれる方が多い。

Tさんから、こんなメッセージをいただいた。

きっと、たくさんの方が、Tさんの言葉に同意するのではないかと思う。

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一般的な占星術の基礎をweb上で勉強したときに思ったことなんですが、

通り一遍の型にあてはめその人を判断する

12星座占いよりはパターンは多いかもしれないが結局そこに収まるのか、と。

そして自分のホロスコープにあてはめたときに

全然違うんですけど・・と若干の反発を覚えました(苦笑)

しかし、心理占星術では

先生や生徒さんがおっしゃられていたように

鑑定を受けられる方の状況のより深い部分であったり

現象の裏側を読み解き、相談内容に沿った適切な鑑定ができるということで、

それはまさに私が目指すところであり、

また、ひとりひとり違う人間を知るためには最適なツールなのではないかと思います。

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まさに!

生きている人に生きた象徴を重ねていく。

その現在進行のエネルギーを感じつつ、私自身もその中であり方が変わっていく。

これは、本当に楽しい作業ですね。

これからも少しずつ、学びを深めていきましょう。

そんなこんなで心理占星術の需要が少しずつ増えていることを実感する毎日だったが、その一方で、「実践読みは難しい!」という声もたくさんいただいた。

上級講座第1回目で、参加者のNさんが、「この先、占星術の勉強を続けていけるかかどうか。自分には向いていないのではないか、そんなことを考えてしまう」と伝えてくれた。

上級に進めば進むほど、そんな不安を耳にすることが多くなる。

そういう声に、どう答えようか。

この一週間、その答えを模索していた。

私が占星術を続けている理由。

そんなことを考えてみたりもした。

舞踏家のK先生が、「自分の身体が聖書である」と言っていたように、数学者が数式を、ピアニストが旋律を重要な”言葉”としているように、やはり、私も星の言葉(アストロン=星、ロゴス=言葉)がバイブルなのだと確信するに至った。

占星術を学び、手にした、最も貴重なものは、つまり、「私」を表現する言葉に出会えたことだった。

うまく言葉にできない喜びも、もどかしさも、星の言葉に代弁させることができた。

私の悲しみを海王星に語らせることもできたし、獅子座の悲しみをココシャネルや清原に見ることもできた。

私は、アストロロジー=星の言葉に出会って、とても雄弁な人間になった。

今、私が人生を賭けて占星術を教えている理由は、そこにある。

だから、きっと多くの人が星の言葉によって、自分を表現することができるだろうと思う。

そういう人たちを、私はたくさん見てきた。

習得するのは大変ですが、これからも一緒に頑張りましょう。

昨日の勉強会では、天体の元型という考え方を見直してもいいね、という話をしたりした。

月と太陽との関係。

月と土星の在り方。

まったく、占星術の話はつきないね。

これからも、アイデア盛りだくさんで心理占星術の講座、勉強会を行っていく予定です。

では!

nico